投稿一覧に戻る (株)アスカネット【2438】の掲示板 2024/04/05〜2024/04/30 284 oxg***** 4月11日 14:48 エレベーター・エスカレーターの大手メーカー、フジテックが空中ディスプレイを使用したエスカレーターや動く歩道向けの情報表示システムの特許を取得しています。 【特許番号】 特許第7464182号 【発行日】 20246年4月9日 【発明の名称】乗客コンベアシステム 【特許権者】 フジテック株式会社 空中ディスプレイは「乗客コンベアに乗車中の乗客に、より確実に視認される画像を表示する」効果があるとし、ASKA3Dプレートと同じ特性の光学プレートで説明されています。 ↓↓↓ -------------------- 図3に示すように、光学素子202は、光学素子202内の特殊な構造の透光部材に、元画像表示装置201から放たれる光を通過させることで、光学素子202に対して元画像表示装置201とは反対側の所定の空間位置に元画像表示装置201から放たれる光を集光させ、元画像表示装置201が表示している画像と同じ画像を所定の空間位置に結像させる。 -------------------- それでは空中ディスプレイによってどのような効果があるのか、内容について簡単に説明してみます。 エスカレーターや動く歩道での移動中は進行方向に注意を向けているため、情報(案内、広告、警告)を表示しても目に留まりにくいようです。 それならば進行する経路上(このまま進めば衝突する位置)に情報を表示してしまえば嫌でも目に入るという理屈です。 いくら効果的でも実物のディスプレイを経路上に配置したら衝突して怪我をするかもしれません。しかし実体のない空中像ならいくら通過しようと衝突することは絶対にありません。 いくら衝突しなくても実際に目に見える画面を突き抜けるのは、頭では理解できても感覚的に不快感を感じることがあるようです。 そこで前方の経路上にいくつも空中像を表示できるようにしておき、通過する前に次々と画面を消去して不快感を低減する工夫も考えられています。 不快感を逆手に取って、好ましく乗り方をしている人物に警告を与える場合は、あえて空中像を通過させて不快感を与えることもできるそうです。 エンタメ用途や衛生面の用途ではなく、視認性向上の用途というのは面白いと思いました。 空中ディスプレイの「必要なときだけ表示され、必要ないときは消えてくれる」特性は、目の前に画面が欲しいけれども常にあると邪魔で危険な用途、車載ディスプレイや風呂テレビにも向いていると思います。 今後普及が進んでいくと様々な用途に応用されていきそうですね。 そう思う35 そう思わない5 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
oxg***** 4月11日 14:48
エレベーター・エスカレーターの大手メーカー、フジテックが空中ディスプレイを使用したエスカレーターや動く歩道向けの情報表示システムの特許を取得しています。
【特許番号】 特許第7464182号
【発行日】 20246年4月9日
【発明の名称】乗客コンベアシステム
【特許権者】 フジテック株式会社
空中ディスプレイは「乗客コンベアに乗車中の乗客に、より確実に視認される画像を表示する」効果があるとし、ASKA3Dプレートと同じ特性の光学プレートで説明されています。
↓↓↓
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図3に示すように、光学素子202は、光学素子202内の特殊な構造の透光部材に、元画像表示装置201から放たれる光を通過させることで、光学素子202に対して元画像表示装置201とは反対側の所定の空間位置に元画像表示装置201から放たれる光を集光させ、元画像表示装置201が表示している画像と同じ画像を所定の空間位置に結像させる。
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それでは空中ディスプレイによってどのような効果があるのか、内容について簡単に説明してみます。
エスカレーターや動く歩道での移動中は進行方向に注意を向けているため、情報(案内、広告、警告)を表示しても目に留まりにくいようです。
それならば進行する経路上(このまま進めば衝突する位置)に情報を表示してしまえば嫌でも目に入るという理屈です。
いくら効果的でも実物のディスプレイを経路上に配置したら衝突して怪我をするかもしれません。しかし実体のない空中像ならいくら通過しようと衝突することは絶対にありません。
いくら衝突しなくても実際に目に見える画面を突き抜けるのは、頭では理解できても感覚的に不快感を感じることがあるようです。
そこで前方の経路上にいくつも空中像を表示できるようにしておき、通過する前に次々と画面を消去して不快感を低減する工夫も考えられています。
不快感を逆手に取って、好ましく乗り方をしている人物に警告を与える場合は、あえて空中像を通過させて不快感を与えることもできるそうです。
エンタメ用途や衛生面の用途ではなく、視認性向上の用途というのは面白いと思いました。
空中ディスプレイの「必要なときだけ表示され、必要ないときは消えてくれる」特性は、目の前に画面が欲しいけれども常にあると邪魔で危険な用途、車載ディスプレイや風呂テレビにも向いていると思います。
今後普及が進んでいくと様々な用途に応用されていきそうですね。