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(株)インサイト【2172】の掲示板 2020/09/05〜

思ったのと違う決算発表だった。(その2-分析してみた)
時間があったのでもう少し決算を読み込んだが、やはり5月12日発表の第三四半期の数字から2023年6月通期決算の数字になる理由、及び2024年6月期の減益予想の理由がよく分からなかった。

第三四半期から通期までの3か月間の売上高と経常利益の関係を調べた。
    売上高  経常利益 (億円)
2020年 4.30 -0.30
2021年 4.85 -0.22
2022年 4.46 -0.22
2023年 5.03 -0.74
確かに毎年4月から6月の数字は弱い(4月の年度始めは契約が取れない構造なのだろう)。
例年であれば、4億5000万円程度の売上高があれば2000万円程度の赤字に収まっていることが分かる。ところが2023年は5億円の売上高がありながら、突如7400万円もの損失を出している。近年では最高の売上がありながら例年の3倍以上の損失が出たにも関わらず決算報告書では明確な説明がない。営業上の理由だけでは説明が難しいのではなかろうか。
やはり会計処理が2023年6月期の決算にある程度影響したのではないか。

2024年6月期の予測については、
「通期」 売上高  経常利益 (億円)
2020年 23.27 0.20
2021年 19.67 -0.14
2022年 23.30 1.06
2023年 27.48 1.56
2024年 24.96 0.51
「保守的に見積もった」売上高でも、例年よりは増額予算となっているが経常利益は抑え気味になっている。

上記の状況を私なりに整合的に解釈すると、
1 2023年通期決算は会計処理の影響が出た。
2 忙しい状況にある(売上高は増加傾向)。
3 2024年の利益が弱気なのは人員増もあるだろうが、2023年で処理しきれなかった会計上の影響が一部残ったのではないか(ここは全くの個人的見解)。

私としては、「・・・社内制度改革を急ピッチで進めています。」の成果の一環と期待したい。順調かどうかは,中間決算ぐらいでわかり始めるかなという印象だ。