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(株)MIXI【2121】の掲示板 〜2015/04/08


エリオット:米経済統計は偽装、信頼失えば「金融危機」に

  2014年11月4日(ブルームバーグ):ポール・シンガー氏のヘッジファンド、エリオット・マネジメントは米インフレ統計は実際より低く、経済成長率は実際より高く表示されているとして、米経済成長を楽観してはならないと注意を促した。過去6年間の連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策については持続不可能だと指摘した。
エリオットは投資家への四半期書簡で、金融政策による景気刺激の効果が投資家の信頼を失えば、10月前半に見られた市場の混乱は次の本物の相場急落の「予告編」となり、「深刻な金融危機」につながりかねないと指摘。ブルームバーグニュースが書簡のコピーを入手した。同社はまた、エボラ出血熱に対する「世界の無能ぶり」は世界経済の「深刻な」低迷の前兆とも考えられると述べた。
同書簡は「経済成長とマネー、雇用、金融安定、インフレ統計、所得の伸び――。これらすべてが偽物であることから、いつまで政府が逃げおおせられるか分からない」と批判。「信頼感が失われれば、それは深刻かつ突然に多数の市場やセクターに同時に起こる喪失となる」と続けた。
共和党支持者であるシンガー氏(70)はFOMCをはじめ世界の中央銀行による量的緩和を繰り返し批判している。エリオットの書簡はインフレ統計の数値は「とにかく低過ぎる」とし、こうした過小表示と統計のゆがみの一因である「調整とトリック」をエコノミストらは受け入れていると指摘。そのために統計上の成長率は実際よりも高くなっていると続けた。
「データの多くは偽装」
米経済は他国よりは好調に推移しているものの、第2四半期に見られた成長加速は単に「悲惨な」第1四半期から反転したにすぎず、年内持続されるかどうかは不明だと続けた。
書簡は「今広がっている楽観には裏付けがないと考える。データの多くは偽装されている、もしくは誤解を与えているようだ」と批判。「危機以降の経済と雇用の伸び の大部分が偽物であり、自律的な改善や持続性はほとんど期待できない」と述べた。
シンガー氏は1977年にエリオットを創立。254億ドル(約2兆8800億円)規模の同社で最も古いファンドは、設定以来年間13.9%の累積リターンを残してきた。

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