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(株)INPEX【1605】の掲示板 2022/08/26〜2022/08/29

最近知ったデータですがスーパーメジャーの合計での原油と天然ガスの生産量は、
2019年に1470万バレル/日だったのが
2022年Q2には1270万バレル/日にまで減少しています。

2022年Q2の生産量が前期のQ1より増えているのはエクソンだけで他のスーパーメジャーでは軒並み減少しています。
https://www.statista.com/statistics/1328057/oil-supermajors-production-amid-russia-ukraine-war/

 現在、エネルギーの供給が細っている原因は、過去のメジャーに対する欧米政府や金融機関や環境活動家等による直接間接的な資源開発投資への妨害によるのが一因です。その状況の中でウクライナ戦争が起きているのは、石油の需給がタイトだった状況で1973年に第四次中東戦争が起きたことに似ています。また、1973年以前の1967年の第3次中東戦争で、イスラエルがシナイ半島を広く占領しそれを欧米が容認していた事にアラブ諸国が怒りを感じていましたが(エジプトによる戦争を契機として原油の便乗値上げを実行して原油価格は4倍に)、現代のアラブを含む産油国は欧米リベラル政権による脱炭素運動に対する深い怒りを感じており、不信感が横たわっているという意味でも似ています。
 1973年にエジプトのサダトが戦争を仕掛ける前に、アラブ諸国と連絡を取り合っていたことを考えると、今回のロシアもアラブ諸国と何らかの意を通じていた可能性もあるかもしれません。
 ①消費国に対する怒りが高まっていて②需給がタイトになっている時に③戦争が起きる。この状況を考えると、メジャーの供給力がしばらく落ち続けることが強い確度で見込まれ、産油国に原油の値上げをする力があり、便乗値上げを正当化するインセンティブが相当高まっていることが感じられます。

 つまりinpexの時代が来るのかもしれないという事です。(笑)
ホルダーの皆さんなら、もし石油ショックがきても余裕で耐えられるはずです。