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ウラニウム・ロイヤルティ【UROY】の掲示板

>>69

2024年5月8日、ブルームバーグ通信は7日火曜、英国政府は世界第2位のウラン濃縮会社であり、英国、オランダ、ドイツが共同保有するウレンコ(Urenco)に1億9600万ポンド相当の補助金を支給することにした。 これにより、高純度、低濃縮ウラン(HALEU)生産ラインを構築する予定だ。

現在、低濃縮ウラン HALEUは、ロシアのロサトムが世界で唯一供給している。 HALEUは核分裂を維持するのに必要なウラン同位体濃度が従来のウランより高く、電力会社が燃料を頻繁に供給する必要がないという特徴がある。 これにより、原子炉の運営コストを削減できると評価される。米国でも脱ロシアの動きが見られる。 先週、上院はロシア産ウランの輸入禁止案を可決した。 ロシアエネルギーへの過度の依存が自国の安全保障と経済利益に合致しないというのが通過の理由だった。 法案はジョーバイデン米大統領の署名だけを残した状態で、発効時の効力は2040年まで続く。法案を主導したジョンバラソ共和党上院議員は、「私たちの超党派的な法案は、ロシアの戦争資金を支援することなく、米国のウラン生産を復活させる」とし、「米国の核燃料サプライチェーンへの投資を活性化するのにも役立つ」と強調した。

世界ウラン市場でロシアが占める割合は大きい。 世界原子力協会によると、ロシアは1年間に2万8700SWUを濃縮し、これは世界最高水準だ。 SWUは、天然ウランから原子力発電用燃料として使えるウラン同位体を分離するのに必要な時間とエネルギーを表す単位だ。 ロシアは、ウクライナ戦争後、紛争が激化した米国だけで90基以上の商業用原子炉に入る濃縮ウランの約4分の1を提供している。ブルームバーグは「ロシアのウクライナ侵攻後、ウランのサプライチェーンを多様化しようとする努力が活発化した」とし、「ロサトムは依然として世界最大の核燃料サプライヤーだが、より多くの国が(独自の)サプライチェーンに投資している」と説明した。