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ウシオ電機(株)【6925】の掲示板 2020/04/25〜2020/05/19

ーーー紫外線ランプ、新型コロナとの闘いに光明か 米コロンビア大が実験ーーー
                          2020年5月15日

コロンビア大の研究チームによる遠紫外線C波の実験。

【AFP=時事】危険なウイルスを死滅させる最新型の紫外線(UV)ランプ
 を駅や空港、学校などで利用することで、新型コロナウイルス感染症との
 闘いを有利に進めることができるようになるのだろうか。

米コロンビア大学(Columbia University)の研究者らは長年、紫外線の
このような利用法に関する研究に取り組んでおり紫外線C波(UVC)ランプは
細菌やウイルス、カビ対策といった目的で、特に病院や食品加工業などでは
以前から利用されている。

だが、UVC線は危険性が高く、皮膚がんや眼疾患を引き起こすため、人が
いない状況でしか使用できない。

そこで、コロンビア大放射線研究センターが研究対象としているのは、
「遠紫外線C波」と呼ばれる紫外線だ。
遠紫外線C波の波長は222ナノメートルで、人には無害だが、ウイルスにとって
は有害だと同センターのデービッド・ブレナー所長はAFPの取材で説明した。
この周波数では、人の皮膚や目の表面を貫通できないというのだ。

このような特徴から、遠紫外線C波は人が密集する場所、密閉空間、感染リスク
が高くなる場所でも使用可能となるため、現在のパンデミックへの対応でもその
活用が広く期待されている。

コロンビア大の研究チームは2013年、薬剤耐性菌に対する遠紫外線C波の有効性
の調査を開始した。
次に、インフルエンザを含むウイルスへの遠紫外線C波の利用についても調べ始
め、新型コロナウイルスを研究対象としたのはつい最近のことだ。

感染性が非常に高い新型コロナウイルスを調べるためには、厳重な安全対策が
とられた大学内の別の実験室に研究機材を持ち込む必要があった。
ブレナー所長によると、「3~4週間前」に始めた実験により、表面に付着した
新型コロナウイルスをUVC線が数分以内に死滅させることがすでに明らかに
なっているという。

                          (次に続く)