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(株)タムラ製作所【6768】の掲示板 2024/03/08〜2024/04/11
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>>122
サウジアラビアのキング・アブドラ科学技術大学(KAUST)ですか、、、
知りませんでしたw
α相酸化ガリウムを使って実験したようですね。ただスイッチングはノーマリオフなので、同じことをβ相酸化ガリウムでもやれるはずです。キング・アブドラ科学技術大学は、やりはじめているでしょう。
日本も、ラピダスなんぞではなく、こういうものに税金を使うべきなんですよね。日本という国は、負け組ほど政府に頼ろうとする国です。しょうがないのかなあ、、、
消防たぬき 3月10日 19:05
サウジアラビアのキング・アブドラ科学技術大学(KAUST)は、産油国がポスト石油時代に生き残る次世代技術の開発を目指し、国王肝入りで2兆円を投じて世界中から先端分野の研究者を招聘した科学研究機関。そのKAUSTがさいきん酸化ガリウムのICの可能性について論文を発表していました。
『Ga₂O₃ のICは極限環境に対して特別な期待を提供する(Ga₂O₃ ICs offer exceptional promise for extreme environments)』
https://compoundsemiconductor.net/article/118838/Ga%E2%82%82O%E2%82%83_ICs_offer_exceptional_promise_for_extreme_environments
この論文は「Ga₂O₃は優れたオールラウンダーであり、低温、高温、高レベルの放射線などのあらゆる極端な環境条件において優れた特性を提供」として、この面でシリコンカーバイド・窒化ガリウムに対する酸化ガリウムの優位性を示し、酸化ガリウムのIC化を目指して論理回路と不揮発メモリの試作を行っていると説明しています。
宇宙産業は2040年に1兆ドル市場とよく言われますが、宇宙の極限環境で人類の活動を支える電子回路には放射線と高熱と低温に耐えるタフさが求められており、酸化ガリウムICが広く活躍する舞台になることでしょう。その大きな市場を目指して技術開発の先行投資を行う十分な理由が酸化ガリウムにはあるわけです。