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(株)アダストリア【2685】の掲示板 〜2015/04/07

ポイントの既存店売上は前年同月比101%。日曜の1日多い曜日まわりを考慮すれば実質的には前年割れであること、他社をアウトパフォームするような数字ではないこと(良品計画には勝ったものの、ユニクロやアローズと比べれば劣る)を考慮すれば、それほど強い数字とは見なしがたいとはいえ、それでも、9月に期待をつなぐ数字となったのはかなりポジティブ。ポイントの国内事業の(利益面はともかく)売上面に関する不安は、さしあたり後退したと言ってもよさそう。

他方、トリニティの既存店売上は前年同月比92.4%と厳しい数字。7月に続いての低迷で、これは売上面・利益面ともに先行き不透明感が増してきた感じ。

これから先の成長の原動力に本来なるべき海外事業とトリニティの業績が冴えないのは、率直に言って好ましからざる事態。トリニティについては次の9月で持ち直せるかがまずは焦点かなあ(9月も冴えない月次になるようだと、本格的に低迷モードに突入という感じになるんで要注意)。低迷の長引く海外事業に関しては、中間決算発表時に抜本的な現状打開策が打ち出されるのを期待したいところだけど・・・。

  • >>19016

    毎度、明晰な、分かり易い解説、勉強させていただいております。

    ところで、ここは、「全店売上」と「既存店売上」とが併記されますが、
    たとえばトリニティーの前年同月比、既存店では確かに8%近く少ないですが、全店では34パーセント上回っています。
    素人考えだと、全店さえ上回っているなら、それはそれでいいじゃないか、なんて(浅はかにも)思えるのですが、ここのところを、
    「トリニティの既存店売上は前年同月比92.4%と厳しい数字。7月に続いての低迷で、これは売上面・利益面ともに先行き不透明感が増してきた感じ」
    と重大視される所以を、ほんの少しでいいですから、解説していただけると助かります。

    とここまで書いてきてこの阿呆なわたしにも、
    店舗数は前年に比べて増えているわけだよな~、そうすれば、全店売上はよほどのことがない限り大きくなって当たり前だよなあ、
    なんてことが感じられてきた次第ですが、ズバリ、店舗数との兼合いにおいて、
    「厳しい数字」となるわけなんでしょうか。