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投稿コメント一覧 (8853コメント)

  • ナイアン社は元はグーグルの営業的には失敗のプロジェクトであり解体されるところを、任天堂と話をしてポケモンゴーをやることでスピンアウトして、グーグルと任天堂とポケモン社が出資をして側面も創業した会社です。今の成功はグーグルは予想外だったでしょうし、任天堂も驚いているし、当人達も望外の成功でしょう。
    グーグルにしたらゴミ瓢箪から駒ですね。任天堂の価値を認識したでしょう。ナイアン社が公開したらグーグルの投資は数十倍になるでしょう。
    グーグルの中にはグーグルではマネタライズできない価値がまだまだ眠っているはずです。任天堂の中でもそうでしょう。その次元の異なる価値が組み合わさることで大きな価値になることを両社は目の当たりにしたことでしょう。任天堂とグーグルは馬鹿ではないのでもう検討は始めていることと思います。自分みたいな凡才はWii fitとグーグルの健康AIの組み合わせなどと凡庸なことしか考えをつきませんが、現場ではもっとエキサイトなアイデアが飛び交っていると思います。

  • 株価が不安定なのは、スマホへの期待が崩れたことと、その崩れを期待以上に好評だったスイッチが支え、さらに回復期にあるポケモンゴーも支えたことで平衡状態になっているためでしょう。そのため短期的には不安定でしょう。しかしスイッチの出荷が始まり、評価が定まると最悪期を脱するでしょう。
    スイッチの本格的な立ち上がりは夏過ぎからだと思います。一番のターゲットは子供です。スイッチは夏までに国内に200万台は出荷され、仮に国内に約4000万世帯があるとすると、20世帯に一台の割合で普及することになります。するとクラスに一台はスイッチを持っている子供がいることになり、その子はみんなの羨望の的になります。そして乞われて皆と遊び、遊んだ子は自分も欲しくなり、買ってもらえる子が増えると、みんなで集まって遊ぶようになり、最終的には日本では正月、海外ではクリスマスには大変なことになるでしょう。そして翌年はポケモンで盛上げ、さらに翌年はスイッチミニで盛り上げる作戦でしょう。しかも子供は毎年増えますから需要は尽きません。
    この子供の層とは別に、昔ゲームで遊んでいて止めている層もスイッチを欲しがります。さらにスマホゲームに転向していた層も専用機の方がスマホよりは格段に楽しいので戻ってくるでしょう。そしてゲーマー層も買い始めるでしょう。
    最小はゲーマー層はPCやPS4で遊んでいるのでスイッチでは物足りなさを口に出します。彼らからするとスイッチはフレーム落ちがあたりと不満を口にしますが、そもそもスイッチは準携帯型の任天堂のオモチャです。そこにPCやPS4並みの性能を求めることは、スマホにパソコン並みの性能を求めるような無茶な要求です。しかしゲーマー層もスカイリムやダークソウルズなどが動くようになると手のひら返しをするでしょう。
    そして面白さに解像度は関係ないことを悟るでしょう。歌舞伎の隈取は指で大胆に描くから面白い表情が出るのです。ゼルダもデザイナーが大胆にデフォルメするから面白いのです。その表現に4kの解像度は関係ありません。解像度は表面的なことです。
    このように見てくるとスイッチは、子供層、復活ゲーム層、スマホゲーム層、そして本格ゲーマー層とゲーム利用者を大きく広げるでしょう。自分はスイッチミニを含めると一億台に達してもおかしくないと考えます。

  • NVIDIAに開発を丸投げしたのは大正解です。(というか準OEM) 今は飛ぶ鳥を落とす勢いのNVIDIAですが、三年前はまだ勢いが弱く買い手市場だったと思います。そして幸運なことに、NVIDIAには開発は成功したものの販売にとん挫したSheldがありました。これが任天堂に居抜きのロハ開発という好機をもたらしたようです。そして機に乗じて任天堂は強気の契約を勝ち取れたと思います。NVIDIAも任天堂との契約は慈雨だったでしょう。
    そして任天堂はNVIDIAとそこにいるSheldの開発陣と開発経験をそのまま利用できる契約ができたことが、スイッチ成功の要因になりました。もし任天堂が同等の開発陣を抱え開発をすると、任天堂は技術者の大量採用から製品の試作開発と大きな費用と時間がかかったことでしょう。それらの維持管理は大きなリスクとして任天堂にのしかかります。しかしNVIDIAと提携することで、それをNVIDIAにアウトソーシングでき、しかもNVIDIAも技術陣や開発資源は、すでにSheldの開発や事業化で投資済みのものですから、それを任天堂に転用できてばNVIDIAとしても目的のSoCの販促か実現できたことになりWINWINです。
    そのためスイッチはSheldの準OEMのような製品になり、NVIDIAが開発や製品化で得た経験をスイッチに反映しています。Sheldはスイッチの市販レベルの先行プロトタイプということです。そのため任天堂は開発や試作費を居抜きのロハで手に入れら、リスクを大きく低減できました。
    しかもNVIDIAの本業はSoC屋でありSheldの開発で得た知見をスイッチのSoCにフィードバックでき、携帯ゲーム機として最初から高度に最適化されたSoCが実現できます。少なからず多からずのSoCです。しかも開発をアウトソーシングされたNVIDIAはSoC屋ですから将来のロードマップも正確であり、NVIDIAが10年の提携と言っているのですから、今後の開発計画として、スイッチミニ、スイッチプロ、スイッチプロミニ2、スイッチNEXT、スイッチNEXTミニくらいまでのロードマップは線を引けているはずです。そしてそのロードマップに沿って任天堂もソフト開発のロードマップを引けばいいわけですから安心です。SoCの専門家とゲームの専門家による最強チームの結成です。
    そして任天堂はハード開発をアウトソーシングすることで浮いた人材をジョイコンなど周辺機器の開発やOS環境の開発に回せます。そのたろ組織変更もしているようです。しかもすでに動作している実績あるシステムへのソフト環境の移植ですから、開発効率は高いです。スイッチの開発期間が3年間と短かったにもかかわらず完成度が高いのは、その背景にはNVIDIAの貢献が大きかったと思います。
    さらに今はもうNVIDIAは大忙しでしょうから、今から契約を結んだとしてももう過去のような好条件は出てこないでしょう。三年前だったからこそ任天堂は破格の条件で提携できたのだと思います。
    そこで思い出すのがグーグルの内部で解散の淵にあったハンケ率いるイングレス開発チームと任天堂との関係です。任天堂は失意のハンケをスピンアウトさせナイアン社を作らせクーグルにも出資させ利益共同体に巻き込んだうえでポケモンをライセンスしポケモンゴーを成功させました。これもNVIDIAとの提携と同じような話です。外部の利益化に失敗した優れた技術資産に任天堂のソフトパワーを加味することで復活させる任天堂マジックです。そしてこの手法はユニバーサルスタジオでも使われています。マリナーズもそうでしょう。任天堂の居抜き商法です。京都人はえげつないですね。そしてこのような話は、柳の下のドジョウを狙って、今も任天堂に続々と持ち込まれていると思います。アナリストは任天堂の居抜き商法に気が付いているのでしょうか。

  • スイッチは独自OSを使っているということだ。全く正しい。システムの基盤はOSだ。ここを他社に支配されていると、メーカーは身動き取れない。アンドロイドスマホ屋が儲からないのはそのせいだ。グーグルの下請けだ。儲けは全てグーグルに奪われる。任天堂はハードの開発はアウトソーシングしたがシステムの要のOSは自社開発としたことで付加価値の根源は握っている。OSを握っている限りなんでもできる。機能モジュールはアプリの形で安く外注できる。任天堂はスマホに負けると言われるが、スマホの元締めであるグーグルはゲーム機なんか眼中にない。もっと大きな市場を狙っているからだ。 任天堂はOSを握っているから手強いやつだとグーグルに相手にされる。

  • ゲームをスマホから取り返す任天堂の歴史的なターンが始まった。そのキーワードは単価だ。スマホの単価は8万円くらいだろう。これはオモチャの単価ではない。サーバのダウンサイジングは数年前にようやくスマホまで到達したがそれでも任天堂が採用できる価格ではなかった。8万円の最先端の製品にオモチャはなすすべもなく顧客を奪われた。
    しかしダウンサイジングはさらに進みついにオモチャの価格帯である3万円まで到達した。すなわちスイッチの本体部分の原価は1万円前後だと自分は見ている。CPU、GPU、液晶、メモリ、リチュウム電池、Wifi、Bluetooth などの綺羅星のごとき部品を搭載した本体が一万円前後で作れるという時代になった。任天堂はようやく最強の武器を自分たちの価格帯で手に入れられた。武器なしで戦っていたものが、型落ちとはいえようやく同世代の武器を手に入れたということだ。
    すなわちゲーム機はスマホにソフトで負けたわけではなく、客単価の違いによる、半導体のダウンサイジングの波の進行具合の時間差で負けただけのことだ。これからが任天堂のターンだ。

  • 『WIRED』UK版がスイッチを面白くレビューしていた。以下引用

    「Nintendo Switch」を「Wii U」の横に置くと、その品質の違いは著しい。Wii Uを手に取ると安っぽく、つやつやしたプラスチックがカタカタと音を立てる。ところが、Switchは非の打ちどころがないハードウェアだ。任天堂は長い歴史のなかで初めて、工業デザインの重要性を理解したと言っていいだろう。

    任天堂は開発陣を若返りさせたようだが、その成果がデザインでも出ているようだ。外で持っていても恥ずかしくないことはいいことだ。

  • スイッチのOSがFreeBSDで嬉しい。この系列のOSはマックにも搭載され、PS4もFreeBSDを採用するなど、非常にメジャーなOSです。BSDはフーリー系のUNIXとしては長い歴史を持ち多くのプラットホームに移植され動作しています。OS開発と環境の充実には長い時間がかかり一社で一朝一夕に開発できるようなものではありません。FreeBSDなどのオープン系のOSは開発グループがあり世界のハッカー達が開発を進めています。ソースコードレベルでは世界共通環境です。先端的な実装も、安定したレガシーな実装も環境が揃っています。必要なものは全て揃っています。NVIDIA と提携してハード開発をアウトソーシングしたこととともに、FreeBSDを採用したことでOS環境開発もアウトソーシングしたことは大きな進歩です。

  • OSの選択は製品の将来を決定づける。スイッチが30年以上の開発史を持つFreeBSDを採用したことは朗報だ。FreeBSDの詳細は日本語サイトを参考にされるとよいだろう。
    このOSを採用したこのメリットは自分には三点ある。ひとつめは最高水準のサーバOSを利用できること、ふたつめは開発をアウトソーシングできること、みっつめはOS環境の一貫性が将来にわたって保たれることだ。そのなかでも自分は特にみっつめに注目する。
    任天堂はこれまでハード毎にOSを開発した来たようだが、ご存知のように高度なOS開発には莫大な開発陣と時間が必要だ。もし独自開発をするなら機能を切り詰めるしかない。しかもハードへの依存度が高いOSだと新製品の度に作り替えになる。ガラパゴス携帯が良い例だが搭載OSは使いにくい。ガラパゴス携帯はOSでiPhoneに負けた。そのiPhoneはBSD系のOSを採用している。マックがBSD系だからだ。というよりもコンピュータはUNIXによって発展してきたし、今もサーバはUNIXで動作している。
    任天堂がFreeBSDを採用すると、Freeは多くのアーキテクチャをサポートしているからハード環境の移行が柔軟にできる。要するに、任天堂やサードパーティーはFreeBSD環境で開発をしていれば下層環境の変化に影響を受けず永続的に開発を継続できるということだ。下層環境の変化はその階層が解決してくれる。そのため開発の継続により技術の蓄積が可能になる。
    しかもクラウドで動作するホスト系のサーバはUNIX系OSで動作しているので、ホスト系のサーバと連携して動作するサービスも容易に実現できる。話題の人工知能系のアプリも簡単に移植できホスト機と連携して動作させることも容易になる。このように効用は色々大きい。将来がますます楽しみだ。

  • グーグルの持ち株会社であるアルファベットは傘下の社内ベンチャーのスピンアウトを推進する考えを示した。その動機はポケモンゴーの成功にあるそうだ。優れたアイディアがあってもグループ社内では利害相反などから開花させられない事業があり、それを積極的にスピンアウトさせ、例えば任天堂のような個性的な企業と共同で新たなベンチャーを創業させ、その成果を収穫することが望ましいとしたようだ。これは任天堂にとっては素晴らしい表明だ。ひとつはポケモンゴーのプロジェクトそのものが高く評価され任天堂の役割が認知され今後の展開がさらに開けたこと、もうひとつはアルファベットに支持されたことでナイアンテックの公開が加速化すること、そして最後がグーグルとの提携が加速化することだ。
    そこでもう一つ面白いことがあり、それはグーグルのクラウドビジネスがまだ他に比べて負けており、その対策が求められていることだ。クラウドを使ったゲームビジネスを開花させる有力なパートナーにグーグルがなる可能性がでてきた。AIや健康などもそのメニューになる可能性がある。

  • スイッチの凄さはソニーやマイクロソフト、グーグルなどに好感されていることだ。戦術的には敵になるこれらの企業はスイッチを戦略的に先導者として敬意を表したということになる。味方は多い方がいい。では敵はないかと考えると、旧ビジネスということになるだろう。消費のグレードローテーションが起こるに違いない。

  • みなさんお疲れさまでした。期待した火柱はキャピタルによる損失の穴埋めで不発に終わったようですが、それでもジリジリ切り上げたことは期待の表れだと思います。それにしてもゼルダは世界で絶賛されていますね。そのなかでも海外の評論で面白かったのは、「任天堂は五年間も冴えなかったが、実は水面下で大人数をかけて傑作を開発していたようだ」というものでした。開発陣は背水の陣で仕事をしていたのでしょう。ゼルダはその鬼気迫る覚悟を完成度で示した準芸術だと思います。そのうち大手マスコミもゼルダは人類の誰もが経験すべきゲームだと絶賛するような気がします。もちろんこれから出るマリオやスプラトゥーン2も傑作でしょう。
    それにしても他社の開発者はゼルダでショックを受けたと思います。特にVRの開発者は大きなショックだったでしょう。スイッチの小さな画面のなかに高度なリアリティーを見た筈です。任天堂はゼルダでゲームの新しい基準を示したと思います。そして市場はまだゼルダの到達点を織り込んでいないように思います。放っておいても暫くすれば火柱はあがると思います。

  • 任天堂の次の目標はスマホ・ゲームの利用者をスイッチの顧客に誘導することだ。これは任天堂も表明している。スマホのゲーム利用者数は10億を越えると考えられる。その利用者がいつまでもスマホ・ゲームに満足するとは考えられない。スマホ・ゲームとスイッチのゲームを実際に楽しめば違いは明白だ。
    それに備えて任天堂はスマホのゲームを充実させている。その本当の目的は、これまで任天堂のゲームを知らなかった人たちや、しばらく離れていた人たちに、任天堂のスマホ・ゲームで遊んでもらい、その縁からスイッチでも遊んでもらえばスイッチが欲しくなると思われる。ここにスイッチの未来の需要が生まれる。スマホ・ゲームのポストマーケットだ。
    しかもスマホは機能向上が頭打ちだ。そのため頻繁に機種変更する魅力が無くなっている。そのためスマホを更新する代わりにスイッチを買うという選択肢が浮上する。スマホ・ゲームによってスイッチの市場は大きくなると思う。またバンクもそこは見ていると思う。

  • 国内の全世帯数が三千万世帯と仮定して五十万台出荷されるとすると六十世帯に一台の割合で普及することになる。これではまだまだ見かけることは少ないだろう。あと百万台追加されると二十世帯に一台となり身近に遊んでいる人がいることになる。これは夏前には達するだろう。そこで一緒に遊んでみんなが欲しくなり始める。夏休みも始まる。ゲームも追加される。この辺で本当に広がり始める。そしてクリスマス年末商戦だ。生産が追いつくかだ。しかし工場の手配は夏までには済ますだろうから生産計画が難しい。自分は多めに作ってもいいと思う。

  • 長期目線で見ると任天堂は本格的なFreeBSDをスイッチに採用したことは大きなことだと思います。例えばアップルが復活したのはジョブズの貢献ですが、それを支えたのはジョブズがNeXTのOSをアップルに持ち込んだからですが、そのOSはFreeBSD系のものです。この安定した本格的なOSがあったからこそマックがありました。またiPhoneもOS X系すなわちFreeBSD系のOSです。
    プロセッサや外観は時代に合わせて変化していますが、それらを支える中心軸のOSは一貫しています。これがアップルの大黒柱です。
    ソフトは蓄積が大切です。FreeBSDの母体であるUNIXはもう50年の歴史を持を蓄積があります。FreeBSDを採用するということはこの蓄積を利用できるということです。
    これから任天堂は多様な製品を開発しますがこれからはOSはFreeBSDを一貫して搭載できます。経験の蓄積が始まります。
    もちろんFreeBSDは優れたサーバOSです。そのため任天堂はサーバ技術も併せて蓄積できます。スイッチは優れたサーバでもあります。

  • スイッチが本当にブレークするかどうかの判断はもうすこし時間がかかると思う。ゼルダは一人で遊ぶものだからみんなで遊ぶというスイッチの特徴を活かしていない。それには四月末のマリオカートの発売を待つことになる。マリオカートは子供たちがみんなで遊ぶことになる。そしてその頃には国内の出荷数は六十万台を越えると考えられ、国内の総世帯数が四千万世帯だと仮定すると六十世帯に一台の割合で普及することになり、友達と十人で遊ぶとすると、子供の六人に一人は遊んだ経験を持つことになり、ブームが起きる可能性がある。さらに第二波として夏になるとスプラトゥーンが発売され総出荷数も百二十万台を越えると三十世帯に一台の割合で普及することになり、三人に一人は遊んだ経験を持つことになり、さらにブームが起きる可能性が高くなる。そしてクリスマスや年末になるとスイッチで遊んだ経験を持つ子供にほぼ全員になることになり、年末には爆発的なブームが起こる可能性がある。そしてこのブームは全世界で起こる。そのブームがいつ来るのかを楽しみに待ちたい。

  • 自分はナイアンテック社は公開すると見ている。しかしナイアン社の公開よりもその背景が面白い。

    自分がナイアン社が公開すると思う根拠はグーグルの親会社であるアルファベット社のナイアン社に対する見方にある。アルファベット社はナイアン社の活躍をみて、今後は積極的にスピンアウト戦略を推進するといっている。アルファベット社の考えは、いくら優れた社内技術があってもグーグルのように大きな組織では利害相反などで保守的になりマネタライズに失敗することがある。そのような場合は早期にスピンアウトさせ外部で事業化させ成功させることでアルファベット社の収益に貢献させようというものだ。その考えの契機になった事象がポケモンゴーの成功であったらしい。そしてその成功を完遂させるということはナイアン社を大きく育てて公開益を親会社に還元することだ。これはアルファベットの意向だろう。そのため早晩ナイアン社は公開するとみている。

    その延長でアルファベットは任天堂にも着眼していると思う。アルファベットとグーグルが傘下に持つ企業には任天堂の資源と組み合わせることで急成長が見込める不活性事業が眠っている筈だ。例えばグーグルの持つ最先端技術と任天堂の持つ娯楽技術を組み合わせたサービスは色々と考えられるだろう。安直な例として多機能センサーボードと医療・健康AIを組み合わせたサービスや老人の健康維持管理に関するサービスなどは誰でも思いつく。そして水面下ではもっと画期的なビジネスを目指す話し合いが進んでいると想像される。

    それなら任天堂は任天堂キャピタルを作ればいい。配当の一部を任天堂キャピタルに間接的に出資するようなものだからホルダーとしても嬉しい。海外の大手は優秀なベンチャーの囲い込みを進めていて、ベンチャーの方も買収されることを中間ゴールにしている場合も多い。次のブルーオーシャンだと思う。

  • みなさんお疲れ様でした。本格的な上昇期が始まったようですね。今夜は気分上々で祝杯です。
    三年程度で累計台数が一億台に達すると、今度はソフトとネットサービスの売り上げがすごいことになりそうですね。

  • 業界標準に準拠した上で独占性を確立できればそれが一番強い。目先の小技に頼らない。任天堂は今その境地に達した。
    業界標準は業界が発展するための自主規格でありそれから外れることは危険だ。しかし全てが規格通りでは付加価値がなくりこれも危険だ。
    今度のスイッチはスマホやタブレットと同じだという批判があるが、それは褒め言葉と理解する。限りなく業界標準に近いということだから、業界標準であることのメリットを最大に享受できていると評価されていることになる。
    OSも業界標準のUNIXを採用しているようだから多くのメリットが得られる。
    任天堂は独占性を支えるのは自社のソフトにあると確信したようだ。ここさえ守ればあとは業界標準を使う方がメリットが多いと決断したしたということだ。
    任天堂は大切なことに気がついたようだ。そのため組織を改編したようだ。娯楽分野のアップルを目指せる。

  • 200万台の多寡の議論があるが、よく頑張ったのだと思う。漏れ聞こえた今期の生産計画が800万台だとすると、合計で1000万台だということになり、200万台は20%だ。万一の致命的な不具合のリスクを考えると思い切った数字だと思う。
    200万台がフィールドで一月安定して動作すればまず安心だろう。それを見て増産にかかればいい。生産計画を倍増させれば量産効果が高まり製造原価が下がるだろう。市場に出る製品の普及密度が高まるからさらに多くの人が体験し普及に弾みがつく。普及の連鎖反応が加速化する。
    翻って部品業者の期待も高まる。1億個が見えて来れば目の色も変わるだろう。NVIDIAも次の提案をしてくるだろう。10nmプロセスを使ったX1とX2の提案があるだろう。通信デバイスに関する提案もあるだろう。グーグルからも提案はあるだろう。まだわからないが、任天堂が増産の発売をするところから、業界を巻き込んだ大進軍が始まるのは確かだ。

  • 20nmプロセス技術の採用は安いだけで性能の面からも消費電力の面からも不利というデメリットに目が行っていました。しかし冷静に考えると隠れたメリットがめえてきました。最先端の製品を作っているところは最新の16nmプロセスを使いたがるので工場は予約で埋まっている筈です。そこに急に増産を依頼してもなかなか対応はしてくれないでしょう。無理に頼むと相手の言い値になります。新しいラインなので歩留まりが低い可能性があります。
    しかし20nmのプロセスなら世代遅れのプロセスなので工場も償却が進み価格の下方柔軟性があります。またスケジュールの自由度も高いと考えられ急な増産にも対応はしやすいと考えられます。
    残り物には福があるということです。

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