NYダウ【^DJI】の掲示板 2023/12/05

ゴールドマン・サックス・グループのタクティカルスペシャリスト、スコット・ルーブナー氏のレポートだな?

11月の米国株上昇の原動力は急速に失われつつあり、投資家は反落に備える必要があるとのこと。

S＆Ｐ500種株価指数は11月として過去40年で２番目の大きな上昇を記録したが、先月の「あらゆる資産のラリー」を引き起こした原動力は「今まさにガス欠状態」にあると、リポートで指摘した。

株高に拍車がかかったのは、米連邦準備制度の政策動向に関する期待が大きく変化したためで、トレーダーは来年１－３月（第１四半期）に利下げが行われる可能性を70％と想定した。ルーブナー氏によると、こうした中でモメンタムに乗って先物市場でロングとショートのポジションを取る、商品投資顧問業者（ＣＴＡ）と呼ばれる短期投資家が一斉に株買いに加わった。

ルーブナー氏は、過去１カ月にＣＴＡから2250億ドル（約33兆円）の買いが入ったことを強調し、「これまで見られた中で最も急速なエクスポージャーの増加だ」と指摘。その上で「ＣＴＡの非対称スキューは圧倒的に下方向だ」として、相場が上昇した場合は580億ドルの買いが入るが、下落すれば2100億ドル相当が売られると説明した。

それによると、ボラティリティーコントロールファンドがエクスポージャーを高水準に引き上げたほか、パッシブグローバル株式には480億ドル以上の資金が流入した。

市場には「もはや弱気派が残っていない」が、Ｓ＆Ｐ500種が4600に迫る中、ポートフォリオヘッジを追加することは「理にかなっている」と提言した。