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日経平均株価【998407】の掲示板 2016/12/21

 過去45年間にわたり米株式市場は、3つの警告サインが同時に点灯するたびに20%以上下落してきた。

 過去1週間の売りによって、年初来のダウ工業株30種平均指数がプラスからマイナスに転落したが、この3つが現在すべて点灯しているのは注目される。

 これら3つのシグナルは、1)過剰なまでの強気ムード、2)株価収益率(PER)のような指標にみられる顕著な株価の過大評価、そして、3)市場部門ごとのパフォーマンスの極端な乖離(かいり)--だ。

 ニューヨークの投資コンサルタント会社マーケット・エクストリームのヘイズ・マーティン社長によると、これらのシグナルが一緒に点灯したのは、1970年以降6回あるという。同社は主として市場の大きな転換点を研究している。

 過去に3つのシグナルが点灯したとき、S&P500種指数はその後、平均で38%下落し、最も下落率が小さな局面でも22%の下落だった。ベア(弱気)市場というのは、下落率が少なくとも20%の売り局面を言う。逆にブル(強気)市場は少なくとも20%の上昇局面と定義される。

 実際、これら3つのサインが同時に点灯することなくベア市場になったことは一度もない。マーティン氏によれば、いったん同時点灯すると、下落が始まるまでの期間は平均約1カ月だという。

 これら3つの指標のうち最初の2つ、つまり過剰な強気筋のムードと株価の過大評価は数カ月間存在している。