KODEXサムスングループ株上場指数投資信託【1584】の掲示板

2023年7月7日、ゴールドマンサックスは、中国政府が輸出制限を課している半導体産業で使用される金属について、西側諸国がレアアース供給を維持するために必要となる投資額が250億ドル以上になる可能性があると指摘。

世界生産量の90％を占める中国からのレアアースの輸入削減によって供給不足の懸念が高まっており、中国政府が金属に輸出制限を課したことで更に不安が広がっている。同行は、中国でのレアアース採掘権益の増加により中期的には十分に供給されるとしつつも、投資額が必要になる可能性があるとしている。さらに、同行は2028年以降は需要が供給を上回ることを予測し、西側諸国に損失が生じる可能性があると試算。中国政府は、一部の金属の輸出に規制を課すことを発表しており、一部のガリウム関連製品について輸出業者は出荷許可を取得する必要がある。中国は今後もハイテク規制を強化していく予定であると指摘。

中国の規制… 中国商務省は、国家安全保障と利益を保護するために一部の金属の輸出に規制を課すと発表し、規制に従って輸出業者は一部のガリウムとゲルマニウム製品の出荷許可を取得する必要があると発表。

中国は、アンチモン化ガリウム、ヒ化ガリウム、金属ガリウム、窒化ガリウム、酸化ガリウム、リン化ガリウム、セレン化ガリウム、インジウムを含む8つのガリウム関連製品に制限を課す予定。

中国商務省は、ゲルマニウムとリン化亜鉛に加え、他の6つのゲルマニウム製品、すなわちゲルマニウム上の成長基板である二酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムインゴット、金属ゲルマニウム、四塩化ゲルマニウムにも規制を適用すると付け加えた。

中国の元商務次官魏建国氏は、「中国のチップおよび半導体材料の輸出を規制する措置は始まりに過ぎない」と述べた。