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エコナビスタ(株)【5585】の掲示板 2023/07/29〜2023/07/31

【睡眠解析技術で7/26に上場した会社がヤバい】
介護施設向けのSaaS企業のエコナビスタ株式会社をご存じでしょうか?
・売上高8.93億円
・営業利益3.02億円
→利益率34%
上場時は時価総額(初値)190億円ほどついている。

社員29名で上場しており、一人あたり3,000万円以上の売上を出し、営業利益では1,000万円を超えている。

一言でまとめると、
「AIを使って介護現場の生産性を高めている会社です」

社会貢献度の高いビジネスは上場前の収益化が難しい印象ですが、一定の売上・利益を持続しながら成長しています。

メインサービス
「ライフリズムナビ+Dr.」はテクノロジーで介護現場の支援をするサービスです。
SaaS型高齢者施設見守りシステムで、居室内外に設置できるさまざまなセンサー・機器を活用して、ご入居者様のプライベートを尊重しながら見守りを行えます。

離れていてもリアルタイムに状況確認ができるため、業務効率化やお悩みの解決にお役立ていただけます。取得したデータは搭載している解析機能によりわかりやすく数値化、ケアプラン作成や専門医へ相談する際に活用いただけます。

AIの真骨頂
エコナビスタ社の競争優位性はデュアルAIにあります。
ほとんどはクラウドを活用したAIの活用ですが、ハードも自社開発です。

具体的なハードは睡眠センサーの開発です。
一般的な睡眠センサーは高齢の要介護者や認知症患者にみられる特徴的な臥位の検知が困難なため、誤検知、誤発報、通知遅延などが起きていました。
介護現場の具体例としては「ベッドから手がはみ出ただけで異常通知をしてしまう」「カーテンが揺れただけで発報する」「通知が来たので訪室したらすでに対象者がいなかった」など、現場から煙たがられていたようなレベルなのではと思います。

しかしエコナビスタ社では、生体情報を学習するエッジAI機能により、誤検知、誤発報、通知遅延などの課題を克服しながら、睡眠センサー自体がご利用対象者に適合していく特徴を有しているすごいハードを開発し、これまでの問題を解決したプロダクトを生み出しています。

従来の睡眠センサーに生体情報を学習するエッジAI機能を搭載し、クラウドAIと連携するデュアルAI化を実現。高齢者の微細で特徴的な生体情報を正確に検出し、精度の高い見守りシステムを提供することで、従来の課題の解決が見込めるプロダクトです。

DX、AIで社会問題を解決する系のプロダクトはマジでワクワクする。

解約率0.02%
上場企業のSaaSベンチャーは年間の解約率1%未満を目標にしている印象ですが、なんと1/50の0.02%。
ぼくもパッと見た時に介護現場の方が本当に使いこなせるの?って思ったんのですが、素晴らしいカスタマーサクセス部隊がいるようです。

すごい。

今後の成長戦略
高齢者向けの介護施設の開拓はもちろんのこと、東京GAS社と提携して在宅介護で高齢者を見守るプロダクトも注力しています。

独自の睡眠解析データから「疲労回復予測AI」等のヘルスケア領域も見据えています。

ぼくがエコナビスタ社から学んだこと
会社の沿革を見ると、
エコナビスタ社の祖業はリモコンを用いたホームコントロール事業です。

事業で培ったセンサフュージョン技術を活用し今のメインサービスとなった高齢者見守りサービスをローンチしました。

そこからシナジーが効く大手と提携を進め、丁寧なCSを展開し、模倣困難性を高める戦略でした。

つまり、強みを使い業態を変えていったことです。

弊社の場合だと、
・Webマーケ
・ECショップの構築
・店舗構築
がメインの仕事です。

これらの運営ノウハウをAIを活用して問題解決に挑むようなプロダクトを作ることがぼくにとっては良いと思いました。

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