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CYBERDYNE(株)【7779】の掲示板 〜2015/04/28

>>50726

ドイツ子会社は欧州全域をターゲット

50726で記した内容に追加します。


ドイツ子会社のCyberdyne Care Robotics GmbH が2013年にドイツBGRC I (公的労災保険機関)を事業パートナーとして設立された時点で、ヨーロッパ全域をターゲット・マーケットとすることを計画しており、多くの報道が当時なされています。



ドイツ子会社に対するBGRCIとの出資比率の交渉がやっと決着したことは、たいへんハードな交渉であったとものと想像できます。

・ドイツ側はドイツ国内での臨床試験を主導し、ヨーロッパ各国でこれから始まる医療保険、労災保険適用に際して必要な臨床データを提供できる。(ヨーロッパ各国の各種保険制度に共通の臨床データを利用でき、ドイツで臨床データを蓄積することでドイツ国内だけでなくEU圏の各種保険適用を迅速に進められる)

・De Novo申請では新たに治験は要求されずアメリカ以外で実施された臨床データを適用できる。日本の治験結果は適用できず、ドイツ側がすでに実施した臨床データに頼らざるを得ないであろう。

ドイツ側の優位性も考慮して、出資比率の交渉と9つの労災保険病院での保険収載(一回当たり500ユーロ)にかかわる子会社の取り分(従来は子会社側が40%ほどの取り分であった)の交渉、がヨーロッパ全域での収益配分を視野に入れて交渉されたことでしよう。



これで、ヨーロッパでのHALの戦略が大きく前進した。
ドイツ系の銀行、証券会社がかかわる410億円の増資、そしてBGRCIの資本参加、これはまさに山海社長の言っていた“ドイツが動くと世界が動く”の言葉どおりになってきています。
ドイツ子会社が設立された時のアオバイザリー“ARQIS法律事務所”が2013年に発表している内容を下に貼り付けます。
サイバーダイン社はヨーロッパのマーケットへ進出の足がかりとしてCyberdyne Care Robotics GmbH が設立されたと記しています。
http://www.arqis.com/en/latest/details/article/arqis-beraet-cyberdyne-inc-bei-der-gruendung-eines-joint-ventures-zur-etablierung-von-roboteranzueg/