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(株)QDレーザ【6613】の掲示板 2022/11/12〜2022/11/16

【緑内障などの眼疾患】
緑内障は日本における中途失明原因の第 1 位であり患者数は 400 万人、40 歳以上の 20 人に 1 人 が発症していると言われています[1]。発症すると年齢とともにゆっくり進行していきますが、点眼薬等の
株式会社 QD レーザ (本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:菅原 充)は、日本交通株式会社(東 京都千代田区紀尾井町、代表取締役会長:川鍋一朗様)の従業員向け定期健康診断において、自社のレ ーザ網膜投影技術を応用して開発した MEOCHECK による眼の健康チェックを実施します。
写真1)MEOCHECH を使った眼の健 康チェックの様子 長机半分ほどのスペースを使います。
MEOCHECK は軽量コンパクトな可搬型の機器で、タブ
レットにつないで使います。長机の半分ほどのスペースで設
置可能です
。チェックを受けた人はその場で測定結果で
ある視 野 の状 態 をタブレットの画 面 で見 ることができ
ます。詳しい結果は、QDレーザのデータ解析の後、後
日 会 社 に届 けられます。また、眼 のチェックによって眼
科の受診をした方がよいと判断される結果が出た場
合は、その旨ご本人に会社を通じて受診が勧奨されます。
眼の健康チェックをすることで、緑内障や白内障など、早期治療の効果が高い疾患を自覚

治療や手術加療で進行を遅らせられるので、早期発見、早期治療が有効です[2]。
また世界では、白内障が失明原因の第1位を占めます[3]。日本では、個人差はあるものの、中年期以 降、徐々に進行し、80 歳に達すると罹患率がほぼ 100%に及びます。年齢を重ねるほど発症率が高くな り、50 代で約半分、60 代で約 60%、70 代で約 80%、80 代ではほぼ全員の人に、水晶体ににごりを 生じると言われています[4]。
しかし眼科の健康診断は普及率が低い上、緑内障や白内障の発症初期は自覚症状がほとんどないため に、交通事故を含む様々な事故の原因になるケースや中途失明をまぬかれないケースが多くあり、社会的 な問題になっています[5]。
【QD レーザの「MEOCHECK」(写真2)】
MEOCHECK は、QD レーザ独自のレーザ網膜投影技術を
応用した装置で、短時間の簡単な操作で視野の様子をチェック できます。測定結果は、被測定者の見え方を図にして得られま す。
MEOCHECK は眼科で使われている視野検査装置に比べ て、小型で安価であるだけでなく、使い方も簡単で専門家の立 ち合い・操作を必要としません。体重計や体温計のように家庭 や事業所に設置すれば、点呼時などに短時間に見え方をチェッ クでき、眼科受診のきっかけにすることができます。定期的な チェックで、視野狭窄や視野欠損などの視野障害に早く気付 き、眼科を受診して治療を始めれば、病気の進行を遅らせるこ とができます。
QD レーザは現在、「見える」ことが業務上大切なタクシー会 社と、東北大学を含む国内大学・眼科病院と共に、事故防止・雇 用維持・失明防止を目指した眼のセルフチェックシステムの構 築を進めています。
これまでに、MEOCHECK を使ったチェックにより、高齢化に伴う視感度の低下を見出すとともに、各 眼疾患の早期スクリーニング効果の検証を実施しました注 1)。
注1:本研究は、厚生労働省、経済産業省、文部科学省が告示した「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指 針」に基づいて行っています。