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ソレイジア・ファーマ(株)【4597】の掲示板 2020/04/17〜2020/05/07

寄生虫や節足動物に致死活性を示すイベルメクチンですが、2012年ころからヒトの後天性免疫不全症候群(AIDS)の病原体であるヒト免疫不全ウイルス-1(HIV-1)やデング熱ウイルス、ウエストナイルウイルス、ベネゼイラ馬脳炎ウイルス、インフルエンザウイルス、仮性狂犬病ウイルスに対して試験管内の実験で広域の抗ウイルス活性を示すことが明らかとなっています。
この内、デング熱の治療薬として第Ⅲ相の臨床試験がタイで行われています。イベルメクチンが抗ウイルス活性を示す多くのウイルスがRNAウイルスであることから、同じくRNAウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にも有効であるのではないかと考えられました。
オーストラリアのCalyら(2020)はVero-hSLAM細胞にSARS-CoV-2を感染させて2時間後に単回イベルメクチンを作用させたところ、48時間後にウイルスRNAを1/5000以上減少させることができることを明らかにし、ヒトの臨床例への応用の可能性を示しました。