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2023年8月4日、コペルニクス大気監視局によると、今年のカナダの森林火災により、これまでの年間記録の2倍となる2億9,000万トンの炭素が放出され、今も国内各地で数百の火災が続いていることから排出量は今後も増加する見通しだという。

コペルニクスは木曜日、カナダの推定火災排出量は2023年現在までの世界総排出量の25％以上を占め、2014年に記録されたカナダのこれまでの記録である1億3,800万トンを大きく上回っていると述べた。

今年の山火事シーズンは焼失面積も記録上最悪で、すでにカナダ東部と西部で約13万1000平方キロメートルが焼失。カナダ省庁間森林消防センターによると、これはギリシャの面積とほぼ同じで、2016年、2019年、2020年、2022年の焼失面積を合わせた面積よりも大きい。

コペルニクスの上級科学者マークパリントン氏は、「北方地域からの火災排出量は通常、7月末から8月上旬にピークに達するため、総量はさらに数週間増加し続ける可能性があり、引き続き監視していく」と述べた。

コペルニクス大気監視局… 欧州連合の地球観測プログラムであり、地球の大気環境を監視評価するための取り組み。このプログラムは、航空機、地上センサー、衛星などの観測システムを用いて、大気中の温室効果ガスや大気汚染物質、オゾン層の厚さなどを監視分析し、地球温暖化や大気汚染を防止するための情報を提供する。また、このプログラムは、洪水、土砂災害、地震、火山噴火などの自然災害を予測するためのデータも提供している。