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SBI・V・S&P500インデックス・ファンド【89311199】の掲示板 2023/04/25〜2023/08/18
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>>995
この様に、積極財政をするからこそ民間に貨幣が供給され、景気を刺激し、内需牽引型のインフレが生じ、それが過熱するからこそ日銀が金利を上げます。昨年、FRBが過熱するインフレを抑えようと金利を上げた様に。
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>>995
政府は本当に財政支出をしたがりませんね。デフレの状況なのにもかかわらず増税(控除減も同義)は言いまくり、減税は頑なに拒否。
日本政府と日本銀行のバランスシート(資産と負債)を並べてみれば、財務省の言う債務超過がいかにウソであるかすぐ分かる。
増税は宣伝しながら、一方で補助金については財布の紐が緩い。
あのコロナ禍の10万円給付は悪手でしたね。マクロ経済学上の乗数効果の視点で見た時、給付金をばら撒くくらいなら同程度の減税をした方がGDPが増えることが、内閣府が発表している「短期日本経済マクロモデル」のデータで説明できます。
日銀の現状の金利政策が正しいのというのも同意見です。日本の政治家のほとんどは、GDPギャップという言葉さえ知らないでしょうね。
ptr***** 買いたい 2023年8月18日 20:32
>>994
その為、積極財政によって円安に動くというのも少し違いまして、2022年以降の円安(というかドル高)の理由は日米両国政府の新型コロナ対策の違いにあります。
米国政府・・・新型コロナ対応の財政政策として日本円にして800兆円を政府負債として信用創造(money creation、税金からではない)により民間に支出。
その後、賃金上昇以上の物価上昇に見舞われた為にFRBが金利を上げる事で貨幣流動性を抑えてインフレ抑制に動く。
金利上昇によって貨幣の流動性を抑えたとしても、政府が民間に支出したマネーサプライ800兆円が増税で政府に吸い上げられておらず民間側にあるので、金利が高止まりしていても、今後も米国株の上昇の素地あり。
日本政府・・・そもそもコロナ以前から続くデフレーション。日銀が大規模金融緩和(=日銀当座預金の供給。政府・日銀・民間金融部門しか取り扱えない、民間非金融部門には取り扱えないおカネ)をしているのはそのデフレーション脱却の為。しかし肝心の政府が、信用創造による通貨発行権を持つにも関わらず経済規模に応じた支出をして来なかった。プライマリーバランス黒字化の為とうそぶいて。
その結果、新型コロナ対策の政府支出はたったの100兆円。全国民へ10万円給付が一回だけ。
当然、以前から続くデフレーションから新型コロナの流れでたったそれだけの政府支出では内的要因による健全なインフレに転換する筈もなく金利は上昇せず。(今起こっているインフレは外的要因による、所得が海外に流出する不健全なインフレです)
結果として日米両国の金利差が拡大。テクニカル的にはこれが投資家のドル買いを誘発して今の円安ドル高になっている訳ですが、つまるところ日本円の価値が下落したのではなく、日本政府の財政政策の失敗の証が今の円安ドル高です。日銀の金融緩和そのものは今の日本の状況に対しては正しい政策です。