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(野村 ブル・ベアS8)米国国債4倍ベア8【01314203】の掲示板 〜2021/12/09

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インフレに身構える世界 供給制約、一部で長期化も
インフレと向き合う(上)

日経 経済 2021年11月10日 0:30 (2021年11月10日 5:27更新)

トイレットペーパーがあるはずの売り場では、天井からつるされた値札だけが残されていた(米カリフォルニア州トーランスにある会員制卸売り大手コストコ・ホールセール)
世界に物価高の波が訪れている。新型コロナウイルス禍から2年近く。大規模な金融緩和策は転機を迎え、米国は緩和策の縮小に着手する。利上げに動く国も出てきた。焦点は物価高が供給制約から来る一時的なものなのか、構造的なインフレ圧力なのかだ。需要の鈍さへの懸念は消えず、政策の手綱によっては景気を冷やしかねない。世界経済は難局にさしかかっている。

10月下旬の米カリフォルニア州。コストコ・ホールセールの店舗ではトイレットペーパーが売り場の棚ごと消えた。男性店員は「商品を運ぶドライバーが不足しているせいで、入荷が滞っている」と漏らす。

モノ不足が世界の各地で起きている。経済正常化を目指す中で、物流や労働市場が混乱し、供給が行き届かないのだ。


ネットの小売りサイトでも「在庫切れ」が続出している。スポーツ用品やベビー用品、電子機器などアジアからの輸入が多いものほど欠品が目立つ。米アドビによると、在庫切れ表示の数はコロナ前の2.7倍だ。

企業活動でも異例の納期遅れに直面している。IHSマークイット社が調べる米国の「製造業サプライヤー納期指数」は、10月が16.8だった。納期は今夏以降、過去10年で最も遅れている。

供給面の制約が引き起こす物価高。9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が5.4%となった。約13年ぶりの高い伸びが続く。


一時的な供給要因であれば、物価は次第に落ち着いてくるはずだ。例えば、トヨタ自動車。東南アジアからの部品調達が滞り、9~10月の生産台数は前年同月比で3~4割も減った。11月には増産体制に戻り、12月には過去最高となる月100万台規模とする計画だ。アジアの感染が落ち着き、工場に働き手が戻れば、供給網が正常化すると見込んでいるからだ。

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