ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービシズ【ZIM】の掲示板 2022/06/07〜2022/07/20

北米西岸諸港では依然として
労働力不足などが目立つものの、
状況は大きく改善している。
米国西岸ロサンゼルス（LA）・
ロングビーチ（LB）両港への入港待ち
コンテナ船は7月1日時点で21隻。
年末年始の100隻前後に比べて
大幅に減少している。
また7月時点のLA港に荷揚げされた
輸入コンテナの滞留日数は
ローカル向けで4・4日
（ピーク時は11日）、
鉄道向けで7・9日
（13・4日）。
こちらも最悪期を脱しており、
円滑なオペレーションを確立できるようになりつつある。

　港湾混雑がピークだった年末年始時、
北米西岸PSW向けサービスの
往復日数は通常の35日前後が70日超まで悪化。
西岸港湾の近海まで本船が到着しても、
接岸まで1カ月近くかかるので
往復日数が長期化することになる。
そのため各社ともウイークリーサービスを維持するのに通常なら5隻で
十分のところ、複数隻以上の
追加船腹を投入。
それでも週当たりの船腹供給量は
増えない結果となっていた。

ところが混雑解消によって
通常の隻数でウイークリーサービスを
提供できるとなれば、
追加船腹はそのまま供給力の
増加となっていく。
余剰船腹を吸収していた港湾混雑が
解消され、需給バランスはかなり緩みつつある。