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米ドル/円の介入の可能性は低くなったが、156円程度が当面の高値か。メキシコペソ/円をスワップ稼ぎで買い継続!豪ドル/円は当面利下げなしで105円程度まで上昇の可能性
16:07 配信

ザイFX!

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米ドル/円は156円程度が当面の高値で、しばらくもみ合いか。介入の可能性は極めて低くなった
 FOMC(米連邦公開市場委員会)後のNY(ニューヨーク)時間午後、財務省による奇襲攻撃のような為替介入には完全に意表をつかれました。


 マーケットの裏をかくためとは言え、やり方には正直疑問が残ります。

 それはともかく、この1週間は、こうした奇襲攻撃による混乱から徐々に正常化していく期間でした。今後もマーケットは通常モードに戻った動きをしていくと思います。

 先週もお話ししましたが、2回の為替介入を経て、今後は介入の可能性は極めて低くなったとみています。ですから、極端な円高リスクというのはなくなったと思います。

 そういう前提に立つと、金利差が効いてくるため、ジリジリと円安が進む相場展開になるわけですが、この傾向は基本的には中期的には続くと思います。

 ただし、市場は短期的に9兆円前後の金額の米ドル売りを吸収していますので、当面は円安にも限界はあると思います。

 ここ数日は米ドル/円でも円安が進んできましたが、そろそろいったんの限界に近づいてきていて、当面の高値は156円程度と考えています。その後は、しばらくもみ合いに入ってくるのではないでしょうか。

メキシコペソ/円が堅調に推移しそう。スワップがかなり稼げるので、買いをキープ
 そういった状況のなかで、現在2つの通貨ペアに注目しています。1つ目はメキシコペソ/円です。

 この通貨ペアは金利差が大きく、個人投資家にも大人気となっていますが、最近興味深い動きを見せました。

 4月19日(金)にイスラエルがイランに対してミサイル攻撃を行った際、メキシコペソ/円は一時8.5円程度まで急落しました。

 結局はすぐに戻りましたが、リスクオフの動きのときは一時的ではあってもかなりの影響を受けることが分かりました。

 一方、日本政府が米ドル売り・円買い介入を実施したときは、当然、メキシコペソ/円も下落はしましたが、下落幅はリスクオフのときほどではありませんでした。

 最近では9円を下に割り込まなくなってきました。何度も下値の堅さを確認しましたので、今後も通貨ペアは堅調に推移すると思います。

 一気に9.5円というわけにはいかないと思いますが、スワップがかなり稼げますので、買いポジションを継続してキープしていいと考えています。

豪ドル/円は105円程度までの上昇の可能性が徐々に高まってきた
 2つ目は豪ドル/円です。

 RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])は先日の政策決定会合で、利上げモードに転換するのではないかという観測があったのですが、実際には動きませんでした。

 ただ、「利上げに関して議論はした」ということなので、少なくとも当面利下げが行われる可能性はほぼないとみていいと思います。

 そうなってくると、豪ドル/円もどちらかと言えば、強めに推移すると考えるのが妥当ではないかと考えています。105円程度までの上昇の可能性は徐々に高まってきたのではないでしょうか。

ザイFX!

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