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(株)関西フードマーケット【9919】の掲示板 2021/11/09〜2021/11/18

 以下が事実のようです。MBSニュースから。
10月29日に開かれた株主総会での投票で『関西スーパーマーケット』は『エイチ・ツー・オーリテイリング』と経営統合することが決まりましたが、買収に名乗りを上げていた首都圏のスーパー『オーケー』が、投票集計に疑いが生じたとして11月9日午後にも神戸地裁に差し止めの仮処分を申請します。

 関西スーパーをめぐっては、10月29日の臨時株主総会でエイチ・ツー・オーとの経営統合案について賛成が66.68%と3分の2をわずかに上回り承認されていました。

 しかしオーケーは11月8日に、総会での決議などを調査する検査役の弁護士が一旦は統合案の「否決」を確認したにもかかわらず、関西スーパーの判断で特定株主の『棄権』票が『賛成』票に変更され、結果が覆ったと発表しました。

 オーケーは、11月9日午後にも神戸地裁に差し止めの仮処分を申請する方針です。

 (関西スーパー 福谷耕治社長 11月9日午前7時ごろ)
 「(Q投票結果の疑義については?)きょう発表しますので。(Q公正に投票が行われたと自信を持って言えますか?)はい」

 これに対して関西スーパーは、11月9日午前にコメントを発表、「総会は適法かつ公正に行われている」として、オーケーの主張に「重要な点で不正確ないしミスリーディングな記載がある」としています。

 この問題の背景には、事前に統合案に『賛成』の意思を示しながら株主総会当日に『白紙』で投票した“1人の株主”の存在があります。

 MBSが入手した検査役弁護士の報告書によりますと、その株主は事前に統合案に『賛成』する委任状などを送付していたものの、当日、会場で投票できる立場で総会に出席。総会の実務上、出席の場合は当日の投票が優先されますが、その株主は「議決権を事前行使しているので白票を入れます」などと回収役に伝えて『白票』を投じました。

 白票は『棄権』票で事実上の反対を意味し、総会当日の午後3時前に検査役に集計結果が示され、統合案はいったん『否決』となったとされます。

 しかし、その後、受付にその株主が現れて、「自分の投票の取り扱いがどうなるのか」と質問したことをきっかけに、検査役が立ち会いの下で聞き取りが行われました。株主が『賛成』の意思を示したこともあって、関西スーパー側は『棄権』から『賛成』に変更し、結果、賛成が3分の2をかろうじて上回ったということです。

 11月9日に関西スーパーは「午後3時の段階では集計作業は完了していない」として、「株主の意思表示を正確に反映して集計を行った」とコメントしています。