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(株)帝国ホテル【9708】の掲示板 2020/05/15〜2023/04/17

私が大事にしていた帝国ホテル
最近、レセゾンというメインのレストランにいったらがっかりした。
ここの総料理長は本当に美味いものを食べた事がないいなかっぺだと思う。
まず、メニューのアラカルトが非常に少なくなった。ほぼ決められたコースのみ。
全体的に言える事だが凄くコスト削減を意識しているのだと思う。
最初に毛ガニを使った料理、随分挑戦的だなと思ったが、食べて見てやはりダメ。カニ、特に毛ガニは本当に繊細で適切に茹でたそのものがほぼ完成形、繊維の質からいって身のジューシーさを内包するのが難しい食材。もしカニを使うなら繊維の質からいってタラバか。ロブションでは定番のタラバとキャビアの前菜。これを大きく下回る。食材の死骸臭を風味と勘違いしている。
北陸にある川喜というカニの店に行けばカニの本質がわかる。だけど高いよ。でも人生1回と思って経験する価値はある。
次のホタテの料理も大きな立派なホタテを使っていたが、これも感動はなかった。生に近い繊細な甘み旨味を生かす火入れをしていて、その狙いはわかるが味付けが打ち消している。
ホタテの味わいを探しあてにいかなければたどり着かないもどかしさがある。そこは確かに意図的にやっているならそれもわかるが、食べ物を口の中に入れている適切な時間というものがある。
あとジビエとしてスコットランド産の雷鳥の料理、ジビエは肉質もさることながら、その血の味わいにワクワクするもの。本質の旨味に触れる事を調理が邪魔している。
せっかくの雷鳥が浮かばれない。
銀座にナイルレストランというインドカレー屋に騙されて行った事がある人なら分かる。
卵を産まなくなった鳥、もしくは病気の鳥のような最低の鳥を使ったチキンカレー、今でも行列している人を見る度にため息がでる。
一番苦痛だったのが黒トリュフのパイ包み焼き、トリュフを使った料理はあれもこれもと、今まで食べた美味しい料理が思い浮かぶのに、がっかり。
ゴルフボールより少し小さいトリュフを丸ごと
食べさせる料理。ある意味メインとしての扱いなのだが今まで食べたトリュフ料理の中で最低。残した。全体的に量は少ないが不味くてお腹はすぐに一杯になる。
ダイエットには良いかもしれない。
今の総支配人、定保とかいう人大丈夫かぁ?
1年くらい前の状況ではフレンチではアピシウス、ロージェが良かった。
帝国ホテルの変わらぬ良い点もある。従業員の教育は本当に素晴らしく、日本では1番だと思う。宿泊も好きだ。本当の意味での寛ぎを感じる事ができる。これはこのホテルが持っている空気感だと思う。人や物、全てにおいての吟味されたセンスだと思う。インルームダイニングの質も高い。おにぎりだって美味しいから翌日の登山時の弁当用に注文したくらいだ。
建て替えると聞いて凄く不安がある。
でも、会員制のスポーツジムが新しく創設されて良ければ700万以下なら入ろうと思う。
以前、リッツ・カールトンに入会していたが、マネージャーに不愉快な奴がいてさっさと辞めた。
あと、帝国のクラブルームは良い。雰囲気があって、各レストランの食事がほぼそこで食べる事ができる。待ち合わせや会合、1人飲みにも使える。
ホテルショップのガルガンチュアは本当に好きな店だ。このショップでの買い物だけで年10回以上は帝国ホテルに行く。今の時期なら、シュトレンというクリスマス用のケーキが毎年でるがこれが美味しい。ヘーゼルじゃないほう。
慌てて食べない方がよい。熟成して美味しくなるから。複数買って1本は年明け賞味期限ギリギリくらいから食べ始める。
帝国ホテル、何とか頑張ってほしいが、いま株どうしようか迷っている。