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(株)スカパーJSATホールディングス【9412】の掲示板 2024/04/17〜

ニッケイ 有料版4/3から抜粋コピペ

ワシントン=飛田臨太郎】米国防総省は2日、宇宙空間で民間企業の力を統合して抑止力を高めるための戦略を発表した。有事に備え、平時から民間サービスを活用できる体制構築を急ぐ。

「商業宇宙統合戦略」との名称で、同省で初めて策定した。

米軍は海上や航空の分野では危機発生時に民間企業から後方支援を受ける仕組みを確立している。戦略に宇宙空間でも「統合を可能にするためのメカニズムを開発すべきだ」と明記した。

戦略は4つの優先事項で構成する。①紛争の全域にわたり、民間が持つサービス・能力へのアクセス確保②危機の前に統合を達成③情報共有など安心できる体制確立④新たなサービス・能力の開発支援――を盛り込んだ。

宇宙空間の国際規範に従って行動すると強調した。米軍が描く今後の戦略を明確にすることで、幅広く民間から協力を募る。

日本企業でも米軍との協力を探る動きがある。宇宙事業をてがけるスカパーJSATは衛星を使った宇宙状況監視(SSA)などで協力する方針を示す。

安全保障上の宇宙の重要性はロシアによるウクライナ侵攻で広く認識された。イーロン・マスク氏はスペースXが手掛ける高速インターネットサービスをウクライナに提供した。

宇宙空間は衛星通信の妨害やサイバー攻撃などで世界の安全保障の最前線となっている。米国は民間分野で他国を先行する米企業の強みを取り込み、中国やロシアに対峙する。