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(株)スカパーJSATホールディングス【9412】の掲示板 2023/09/08〜2024/02/06

>>921

スペースデブリは実は今機能している衛星、これから打ち上げられるであろう宇宙計画にとってとても厄介な存在でロケットのフェアリング等の大きなものは今でもレーダー等で追跡されるているのですが例えば1センチとか5ミリなどの小さなデブリは追跡できないでいます。そのような小さいデブリは高速で軌道を回っているので現在機能している衛星やISSに衝突すると大きな被害がでかねません。ですのでどの国・機関よりもいち早くデブリ処理の技術やノウハウを獲得すれば大きなアドバンテージになるかもしれません。特に今のロケット技術の開発ではデブリが出ない方向に研究を進めていて発着場にブースターの逆噴射を行いながら着陸する実験もされています。ただ、これからはデブリを出さないとしても今宇宙に漂うデブリは人類の宇宙開発が始まってからずっと残り続け、膨大な量になっています。もし今後世界的にスペースデブリ排出に規制がかかりそれぞれの国で処理を行うような枠組みが出来た場合、デブリ処理は国の関わる大きな事業になるかもしれません。防衛事業の一環ともおっしゃってましたが、国家紛争が軌道上で繰り広げられた場合発射された飛翔体などを迎撃すると大量のデブリが発生することは想像に難くありません(実際、中国とアメリカは軌道上の衛星破壊実験を行い大量のデブリを発生させていますが双方がその事を非難しています)そのようなアフターウォーの後始末としてのデブリ処理などもその能力がある国に他国が依頼するようなこともあるかも知れないと想像します。私の勝手な考えではありますけれどもデブリ処理の研究は未来は明るいと考えています。
余談ですが、月間アフタヌーンで随分昔に連載されていた漫画に「プラネテス」という漫画がありました。これは軌道上にデブリの掃除屋が常駐していてデブリ処理する漫画なのですがとても面白かったのを覚えています。よし興味がありましたらご確認してみて下さい。