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西日本旅客鉄道(株)【9021】の掲示板 2024/02/13〜2024/03/15

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sik***** 強く買いたい 2月28日 06:58

出遅れ株である。

JR西日本の運輸収入が急回復している。新型コロナウイルス禍が和らぐにつれ旅行や出張が増え、山陽新幹線などの旅客が想定以上の勢いで推移する。連結営業利益は中期経営計画の目標に初年度で届く見込みだ。一方、株価はさえない。働き方の多様化や人口減の逆風が鉄道に次ぐ稼ぎ頭の育成を急がせる。
 3月16日、JR西は北陸新幹線の金沢―敦賀間で運行を始める。首都圏や関西圏と北陸間のアクセスが向上し、能登半島地震の復旧・復興を後押しするとの期待もある。
 JR西管内の旅客数は急速に戻っている。運輸収入を見ると、23年4~12月期の定期外収入はコロナ禍前の19年同期比93%の5268億円まで回復した。新幹線は94%で期初の予想を上回る。
 インバウンド(訪日外国人)に限った運輸収入は過去最高を更新する勢いだ。3月のダイヤ改正では、京都・嵐山を通る「嵯峨野線」などの運行を増やす。25年の国際博覧会(大阪・関西万博)も控え、訪日客利用はさらに伸びるとみられる。
 鉄道事業で人工知能(AI)を使った保線作業の効率化や「みどりの窓口」の縮小などを進めているほか、燃料価格高騰の一服もあり、24年3月期の連結営業利益は1600億円と見込む。26年3月期まで3年間の中期経営計画で掲げた1500億円を上回る。
 「物価や賃金の上昇などを踏まえ、目標値の見直しを検討する」。最高財務責任者(CFO)の坪根英慈・取締役兼常務執行役員は明かす。
 日経平均株価が史上最高値を更新するなかでも、株価の反応は鈍い。27日の終値は前日比86円安の6176円と19年の最高値(9978円)の62%にとどまる。21年9月に発表した2500億円規模の公募増資の影響も残り、他のJR各社に比べ回復の遅れが際立つ。