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マネックスグループ(株)【8698】の掲示板 2024/02/14〜2024/02/23

"コインベース株が時間外で急伸、予想外の黒字-現物ETFの影響注視"

(ブルームバーグ): 米最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース・グローバルの2023年10-12月(第4四半期)は2年ぶりの黒字となった。デジタル資産市場の回復で取引収入が増加した。通常取引終了後の時間外取引で株価は急伸。
 収入は51%増の9億5380万ドル(約1430億円)で、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均8億2600万ドルを上回った。純損益は2億7300万ドル(1株当たり1.04ドル)の黒字で、前年同期の5億5700万ドル(同2.46ドル)の赤字から転換した。アナリストは純損失を予想していた。
 個人向け取引収入は4億9250万ドルと7-9月(第3四半期)からほぼ倍増、法人向けは3670万ドルと前四半期から2倍以上に拡大した。
 オッペンハイマーのアナリスト、オーウェン・ラウ氏は「コインベースは不採算企業と広く認識されていたが、この四半期で今後イメージを変えていくことができそうだ。次のステップは、同社が通年で黒字を維持できるかどうかだろう」と語った。同氏は投資判断を「アウトパフォーム」としている。
 ウォール街は、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物に直接投資する上場投資信託(ETF)がコインベースの個人向け収入の一部を奪う兆候がないか注視している。
 コインベース株は15日の時間外取引で一時15%強上昇。株価は22年に86%下落した後、23年は約5倍に急騰した。
 投資家は、コインベースのカストディアン(保管機関)手数料収入に対するETFの影響にも注目している。10-12月期に同手数料は1970万ドルに増加。コインベースはビットコイン現物ETF10銘柄のうち8銘柄でカストディアンを務める。
 アレシア・ハース最高財務責任者(CFO)はインタビューで、同社はプロダクトの成長を支援するため、人員を「小幅に増やす」計画だと語った。その上で、ビットコインETFは「関与の広がり」を通じて業界全体に前向きな影響を与えると同社はみていると説明した。