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(株)東日本銀行【8536】の掲示板 〜2015/04/28




焦点:横浜銀と東日本銀が統合検討、地銀の再編契機に
13時33分配信 東京4日 ロイター


横浜銀行<8332.T>と東日本銀行<8536.T>が経営統合を検討していることが明らかになった。関東地方では、今年10月に東京都民銀行と八千代銀行が統合し、東京TYフィナンシャルグループ(FG)<7173.T>が発足したばかり。相次ぐ統合が、関東地方の地銀ドミノ再編の契機になるとの指摘も出ている。

<東京市場をターゲットにした再編の可能性>

今後の再編に与えるインパクトは大きい。横浜と東日本がどこまで業務エリアを広げるかで、我々も安穏としてられなくなる」。ある地銀役員は、横浜銀と東日本銀の経営統合に向けた動きをこう受け止めた。

関東地方は、東京を除く各県で有力地銀と第2地銀がそれぞれ棲み分けし、「安定という名のにらみ合い」(別の地銀幹部)が続いていた。横浜と東日本の経営統合は、このにらみ合い状況を突き崩す可能性を秘めている、とこの地銀幹部は言う。

横浜銀は統合により、東日本銀が持つ都内の46拠点を手中に収めることができる。東京は、近隣の地銀だけでなく遠く離れた地域の地銀も拠点を設けてしのぎを削る巨大市場なだけに、「面」で東京市場に進出するメリットは大きい。先の地銀幹部は「東京市場の攻略に繋がる攻めの再編戦略が動き出す可能性がある」を指摘している。

<横浜銀と東日本銀、企業文化の融合がカギ>

ただ、横浜銀と東日本銀の統合が実現しても、一つの企業体として有効に機能するかどうかは今後の展開次第だ。金融庁のある幹部は「再編の動き自体は評価するが、実際にパイを大きく増やす銀行になれるかどうかで評価は、決まる」と今後の動きに注目する。

実際、八千代銀行と都民銀行の統合では、両行の企業文化の違いで「足の引っ張り合いになっている」(関係者)との指摘も出ている。第2地銀として地域密着型の八千代の営業スタイルと、第1地銀としてプライドの高い都民銀との間で、簡単には融合が進んでいないという。

横浜銀の総資産13兆8000億円に対して、東日本銀は資金量1兆9000億円で、7分の1でしかない。横浜銀が東日本銀を飲み込むことになるが、「両行とも財務は健全なだけに、救済合併のように一色に染め上げることは難しいのではないか」(地銀幹部)との指摘もある。

 




*記事中の銀行名を訂正しました

(布施太郎 編集:宮崎大)