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(株)みずほフィナンシャルグループ【8411】の掲示板 2020/02/08〜2020/02/16

NTTと資本提携 東京センチュリーは“みずほ離れ”がクッキリ
2/15(土) 日刊ゲンダイ

 総合リース大手の東京センチュリーは6日、NTTと資本提携を発表した。総額約938億円の第三者割当増資の一部をNTTが引き受け、株式の10%を取得する。同時に、NTTはグループのリース事業を分離して、両社が折半出資する共同運営の新会社「NTT・TCリース」を設立。再生可能エネルギーや次世代移動サービスなど成長分野で協業する。

 この資本提携に少なからずショックを受けているのは、東京センチュリーの母体銀行のみずほフィナンシャルグループだ。東京センチュリーは旧第一勧銀系のリース会社であったセンチュリー・リーシング・システムと東京リースが2009年に合併してできた会社で、現在の浅田俊一社長はじめ、みずほOBが多数在籍している、超がつくほどの親密企業だ。にもかかわらず今回のNTTとの資本提携でみずほの出資比率は低下する。これが“みずほ離れ”と受け止められかねないためだ。

 実はみずほは、ちょうど1年前に系列リース会社の統合を模索した経緯がある。「旧興銀系の興銀リースと、旧富士銀系の芙蓉総合リース、そして東京センチュリーの3社を統合して日本最大級の総合リース会社を立ち上げる構想だった」(みずほ関係者)という。

 しかし、蓋を開けてみれば、構想に賛同したのは興銀リースのみで、逆に東京センチュリーと芙蓉総合リースはみずほに距離を置いた。結果、みずほは興銀リースを持ち分法適用会社にし、「みずほリース」に改称すると発表した。系列リース3社の糾合構想は尻すぼみを余儀なくされた。

「最も規模の大きい東京センチュリーが統合構想に理解を示してくれるかが焦点だったが、伊藤忠商事が25%の株式を保有するなど資本面でも独立色が強く統合に賛同してくれなかった。同様に芙蓉グループ各社が出資する芙蓉総合リースも否定的だった」(みずほ関係者)という。背景には「銀行の持ち分法適用会社になることで、銀行法上の規制が課されることを嫌った」(同)という事情もある。しかし、根底には「みずほの有力OB間の確執が影を落としている。興銀主導の現みずほとは一緒になれないというわけだ」と別のみずほ関係者は指摘する。


正しい判断。規模が大きくなれば、いいってもんじゃないし。

資本関係ある企業に逃げられるって、泥の船なの?