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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2024/02/15〜2024/02/16

景気後退入りは、アベノミクス原理主義者を日銀内に野放しにさせておいたつけ。ドル110円で止めておけばよかったのに。物価だけ上がって消費が伸びるわけない。

ただ、今の政策はインフレによる国民生活の犠牲の元に、輸出企業を潤わせることで、日本の回復を図るものであり、その意味では予定通り。これで与党でいられるのだから、日本人はよっぽどお目出たい人種だ。

このニュースは利上げが遠のく方向。ただ、周知のとおり、利上げしても増収は些少で、古色蒼然とした長短金利差収益が無くても収益は問題ない。

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[背景]

前前日銀総裁白川は引き締めすぎ、ドル円70円で輸出産業は瀕死。黒田は2013からデフレ脱却、インフレ2%を唱えて緩和。ドル円110円になって日本経済復活。

ここまでは良かった。

ところが、110円を達成しても、前総裁黒田は更に執拗に緩和を継続。緩和を10年近く続けても、インフレは起こらず。ピーターパンにはなれなかった。

驚いたことに、黒田は、緩和すれば日本経済が復活すると本気で信じていたのだ。そして、マイナス金利、YCCなど、妙テケレンな仕組みを作っていった。それでも、インフレは起こらなかった。

インフレがついに起こったのは、「完全な外的要因」だった。米GDPの25%に及ぶコロナ経済支援の副作用で9%のインフレが発生。2022年4月にFRBがインフレ対策で強烈利上げを始めて、ドル円が強烈な150円となり、日本にもインフレが始まった。

すなわち、インフレは為替で調達コストが上昇することで初めて実現した。黒田が主張していた力強い経済の復活から来るインフレでなく、コストプッシュの悪いインフレだ。それでも、黒田は自分の手柄のように我田引水を唱えて退任した。

インフレはターゲットの2%を超えてきたにも関わらず、黒田は「賃金に反映されていない」として、緩和を続けると主張していたがこれも日本の構造を誤解していたか誤解しているふりをしていた。日本の賃金が上がらない理由は、日本固有の終身雇用に原因がある。欧米で当たり前の「金銭解雇が未だその是非を議論」している。日本は半社会主義体制であるため、解雇はできず、日本の労働生産性は低く、賃金を一律に上げることができない。