ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2023/11/18〜2023/11/20

bing

三菱UFJの2年後の成長については、様々な要因が影響すると考えられますが、現時点での情報に基づいて、いくつかの可能性を述べてみます。

まず、2024年3月期の純利益予想は、前期比16.4%増の1兆3000億円と発表されており1、3年連続で1兆円を超える過去最高益となる見込みです。これは、コロナ禍による経済環境の回復や、海外事業の収益拡大、自社株取得などの資本政策の効果が反映されると考えられます。また、デジタル化やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みも、中長期的な成長に寄与すると期待されます。

一方で、2023年3月期の純利益予想は、前期比12%減の1兆円に下方修正されており2、ブルームバーグがまとめたアナリスト15人の予想1兆780億円を大きく下回っています。これは、低金利や金融規制の強化、コロナ禍による不良債権の増加など、国内外の厳しい経営環境が影響していると考えられます。また、三菱UFJは三菱UFJ銀行を傘下に有し、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングスに加え、アコムや三菱UFJニコス、リース会社なども有する国内最大の総合金融グループであるため、事業の多様性や規模のメリットもある一方で、経営の複雑性やコストの高さも課題となっています。

以上のことから、三菱UFJの2年後の成長は、経済環境や競争状況、経営戦略などによって大きく変わる可能性がありますが、現在の予想では、2024年3月期には過去最高益を更新し、その後も安定的な収益力を維持すると見込まれています。ただし、不確実性も高く、予想には大きな幅があることに注意が必要です。