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シャクリー・グローバル・グループ(株)【8205】の掲示板 〜2015/04/28

gar様
差し出がましいようですが、rkaさん(しばらくお休みの様ですので)に代わりまして、

先ず、シャクリーは実質的には米国企業であると見なすと考えやすいと思います。米子会社が、中国、マレーシア、インドネシア、カナダ、メキシコの子会社を直接・間接に100%の株式を保有しており、それら子会社を連結した米子会社が、売上・純利益・純資産においてはシャクリー全体の9割近くのウェートを占めていると思われます。シャクリーの決算は大まかに言えば、この9割近いウェートを持つ米子会社と日本のシャクリーを足し合わせたもので(内部取引は調整してですが)、日本は付け足しの様なものかも知れません。

為替の影響を考察する上に於いて、海外子会社を連結した「米子会社のQ2決算」を以下の様に推定します。
売上   150億ドル
純利益  20億ドル
純資産(6月末)  100億ドル
純資産(9月末)  120億ドル

ドル為替レート期中平均/(期末)
2014.04-06月  102.13/(101.47)
2014.07-09月(予測)  103.65/(107.23)  *9/12レートで9月末まで引き伸ばし

円換算しますと;-
売上  15,547百万円(Q1平均レート15,320百万円、+227百万円)
純利益  2,073百万円(Q1平均レートで換算2,042百万円、差異+31百万円)
純資産(6月末)  10,147百万円
純資産(9月末)  12,867百万円(6末残10,147+Q2純利益2,073百万円、差異+647百万円)
ドル高により、売上は+227百万円増、純利益は31百万円増、「為替調整調整勘定」が+647百万円となります。尚、為替による売上増の損益に対する影響は他の日本企業に比べてかなり少ないです。それに対し「為替調整調整勘定」は大きいです。

平均レートは円に対して、ドルは+1.5%、元+1.6%、マレーシアリンギ+3.1%、インドネシアルピア+0.3%。期末レート比ではドルは+5.7%、元+5.9%、マレーシアリンギ+7.0%、インドネシアルピア+6.1%ですので、ドルの上昇以上に為替面で改善されそうです。 Q1は為替差損-260百万円でしたが、Q2単独ではイーブンだと思われます。
また日本単独では、ドル高は逆に若干ですが為替益ではなく為替損になりそうです。輸出より輸入の方が多いため。