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(株)ジャパン・ティッシュエンジニアリング【7774】の掲示板 2023/05/14〜2023/09/03


36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などで起訴された青◯真司被告(45)は事件で大やけどを負い、一時は生死の境をさまよった。5日から裁判員裁判が京都地裁で始まるのを前に、治療にあたった元主治医は「九死に一生を得たからこそ、命の重みを受け止めたと信じたい」と真実が語られることを願っている。(浅野榛菜) 【図】青◯被告が受けた「自家培養皮膚移植」のイメージ 「青◯被告を法廷に届けるのが医師の職務。その一心だった」。鳥取大病院高度救命救急センター教授の上田敬博さん(51)は、青◯被告と向き合った4か月間をそう振り返る。 上田さんは当時、近畿大病院(大阪府大阪狭山市)に勤務していた。事件翌日の19年7月19日、京都の病院関係者から「診てほしい患者がいる」と打診された。上田さんはやけど治療のスペシャリスト。その場で青◯被告のことだと直感した。 京都からヘリで運ばれ、集中治療室で対面した青◯被告は、全身の9割以上に重いやけどを負っていた。「救命は難しいかもしれない」。そう思ったが、事件時に身につけていたウエストポーチ周辺のごく一部の皮膚がやけどを免れていた。残った皮膚の細胞を培養で増やし、シート状にした表皮をやけどした部分に少しずつ移植する手法を取った。 平成以降最悪の犠牲者数を出した殺人事件の容疑者。失敗できない重圧とも戦いながら細心の注意を払い、手術は計12回に及んだ。