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キヤノン(株)【7751】の掲示板 2024/03/05〜2024/03/20

以下の記事からキャノンのナノインプリントの消費電力がASLMのEUVの10分の一であることの重要性がいかに画期的なテクノロジーであることがわかると思います。


莫大な電力消費で停電する台湾

TSMCの電力消費は原発3基分以上に
半導体製造は、想像を遥かに超える量の電力を使用する。台湾のTSMC工場の電力使用量は、2022年時点で台湾の総電力需要の6%を占め、2028年には13%にまで増加し、450億kWh もの電力消費量になると予測されている。これは台中の原子力発電所3基、火力発電所10基に相当する。

ハーバード大学の研究者であるUdit Gupta氏と共著者は2020年の論文で、「テクノロジー産業において半導体の製造が二酸化炭素排出の主な原因である」と述べている。つまり、それだけ大量の電力を半導体工場は消費し、発電所から大量の二酸化炭素が放出されるということだ。

現在建設中のJASMだけでもかなりの電力を消費するが、ここに第二工場、さらに台湾でストップがかかり始めた開発計画規模の工場が追加された場合の電力消費は想像を絶するものだ。

『新新聞』によると、高雄の工場新設と中部科学園区、新竹科学園区、南部科学園区の工場拡張の4カ所合わせると336万kW の電力消費となるという。特に、高雄の新工場は規模が大きいため、126万kW も消費する。これは、台湾の原子力発電所1.7基分である。

単純計算できるものではないが、JASMを発端にして、熊本で開発計画が進められていくと仮定した場合、原子力発電所3基分、もしくはそれ以上の電力が必要になってくる可能性は十分にある。
TSMC電力消費量の推移と予測。年々増加し続け2028年には原発3基分を超えるほどまで増加すると予想されている。
TSMCが求める再生可能エネルギーは環境を汚染する
『日経XTECHスペシャル』によると、熊本新工場は、再生可能エネルギー100%の「RE100」を前提に建設・体制整備を進めているという。