(株)栄電子【7567】の掲示板 2022/02/19〜2022/12/21

はやし歌の効果について、お話します。

むかし江戸時代末期、
慶応3年（1867年）4月23日午後11時頃
濃霧の備讃瀬戸　西側　大島沖で、
紀州の明光丸といろは丸が衝突し、いろは丸が沈没した。
これが、いろは丸事件です。
紀州藩といえば、紀州藩・尾張藩・水戸藩で他の藩より地位が高い徳川御三家と呼ばれる家柄。

いろは丸沈没の賠償の話し合いで、鞆の浦と長崎で話し合いを行った。
薩摩藩の五代才助らの仲介により、紀州藩に8万3000両の支払いを裁定。
一方、海援隊の坂本竜馬らは、
・土佐藩と長州藩の連合軍で、紀州と一戦交えると噂話を流したり。
・丸山の花街などで、紀州を面白おかしく歌つたはやし歌を流行らせた。
このち、紀州は7万両を支払ったわけです。

面子とプライドの高い武士にはやし歌は効果絶大です。