日立造船(株)【7004】の掲示板 2015/10/05〜2016/06/18

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ジャパンマリンユナイテッド（ＪＭＵ）は、福島県沖で進められている浮体式洋上風力発電の実証事業に向けて、風力発電機を載せる浮体の組み立てを完了した。兵庫県淡路島の洲本港沖に移動させ、風車を据え付けて７月に福島に向けて出港する計画だ。
　大阪・堺の日立造船のドックで組み立てていた浮体をこのほど洲本港沖約１キロメートルの地点に移動した。完成したのは円柱型の「アドバンストスパー」と呼ぶ浮体で、鉄柱にコンクリートなどで作ったおもりの役割を果たす構造物を取り付けた。直径５１メートルで、海に沈む部分は深さ３３メートルとなる。
　洲本港沖で５月中に、日立製作所製の出力５千キロワットの風力発電機の据え付けを始める。支柱や羽根など風車を浮体上で組み立て、水面からの高さは１５０メートルに上る見込み。７月１日に福島県沖に向けてえい航し、１週間ほどで到着。８月半ばまでに浮体を海底に係留する作業を完了させる。
　福島県沖の洋上風力発電は、風力発電機を載せた浮体を計３基、沖合約２０キロメートル地点に浮かべる計画。すでに２千キロワット、７千キロワットの風力発電機と浮体は係留済みだ。(日経産業　より）