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レーザーテック(株)【6920】の掲示板 2023/12/21

――足元で株価が好調なレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>などは、2024年も好調という見通しでした。ただし、これらの銘柄のPER(株価収益率)は既に高く、人によっては高値恐怖症になってしまう水準です。

半導体関連のような成長企業のバリュエーションを見る際は「PEGレシオ」で判断していくのが適切です。

この指標は、PERを1株当たりの予想利益成長率で割って求めます。大雑把にいうと、この値が「1を下回れば割安、2を上回れば割高」と見ます。

例えば、PERが40倍でも、今後の期待成長率が40%であれば、値は「1」となり、まだ割安水準という判断ができるわけです。

■PEGレシオの算出方法とその見方
PEGレシオ=予想PER÷1株当たり予想利益成長率
   ↓
1を下回れば 割安
1~2 なら   適正
2を上回れば 割高

――レーザーテックの現在のPERは60倍台半ばですが、将来の成長を考えれば割高ではない?

あと数カ月もすれば、株式市場はレーザーテックの株価を今期の24年6月期ベースから、来期の25年6月期を織り込み始めるでしょう。

あくまでも予想ですが、25年6月期の予想EPS(1株当たり利益)を853.8円、前期比の営業増益率を45.8%と見通しています。

この前提で、PEGレシオを計算すると、PERが60倍なら、60(倍)÷45.8(%)で約1.3、PERが70倍でも70÷45.8で約1.5となります。来期の成長を織り込んでみれば、今の株価は適正水準とみなすことができます。

――前回に伺いました同社の目標株価が3万9000円なのは、来期の成長を踏まえたものなのでしょうか。

そうなります。来期の目標株価は3万9000円としたのは、予想EPSは853.8円に対して、予想PERを45.8倍としたからです。

なぜ45.8倍にしたのかといえば、来期時点のPEGレシオを1と想定したからです。EPSが45.8%増ならば、予想PER45.8倍とすれば、45.8(倍)÷45.8(%)で、PEGレシオは1倍になります。