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(株)アルチザネットワークス【6778】の掲示板 2023/06/09〜

基地局と端末の間の制御チャネルに4Gを流用する5G Non-Stand Alone (NSA)構成が一部通信会社の希望で3GPP Release 15で先行して導入されたんだけど、実は結構な問題があって。
3.5GHzとか3.7GHzとか4.5GHzとか28GHzで5Gの電波をつかんでいても、4Gの2GHzとか800MHzとかが混んでると、5G端末の送信スロットの割り当てとかにも悪影響があって、5Gの帯域自体は余裕があるのに制御チャネルのせいでピーク速度が出ない、パケ詰まりする、RTTが伸びるってことがある。2GHzとか800MHzでも5Gの通信はできるけど4Gとの後方互換性のために速度が出ない。3Gをとっくに停波したKDDIソフトバンクも4Gの2GHzとかにも余裕があるからパケ詰まりしてないけど、3Gを2026年まで使うドコモはパケ詰まりしてる。
じゃあ、5Gだけで通信できるSA構成はというと、今のところ、各社20万円近いフラグシップ端末でしか対応していない。端末買い替えサイクルが伸びてるから、SA構成が一般的になるまであと3年とかかかる。ドコモもさすがにその間何もしないわけにはいかないので、基地局制御部のフロントホールインターフェースに流れるパケットを解析するエアモニタを今アルチザは頑張って作ってる、と。