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寺崎電気産業(株)【6637】の掲示板 2017/03/29〜2022/11/07

2021年10月25日 5時25分  (NHK)

国内の造船会社などが、今年度、上半期に受注した海外向けの船舶の数は、前の年の同じ時期の3倍以上に上りました。世界でワクチン接種が進み、コロナ禍でできなかった対面での商談が本格的に再開されたことで取り引きが活発になっています。

日本船舶輸出組合によりますと、ことし4月から先月までの今年度上半期に、国内の造船会社や商社が受注し、完成後、海外に輸出される総トン数500トン以上の船舶の数は170隻でした。

52隻だった前の年の同じ時期の3倍以上に上り、昨年度1年間の合計、177隻に迫る規模です。

受注が急増した背景には、コロナ禍からの経済活動の正常化があります。

船の商談は、1隻当たりの金額が大きく顧客のニーズに細かく対応する必要があるため、対面が一般的ですが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、移動が大きく制限されたことで対面での商談ができなくなっていました。

しかし、世界でワクチン接種が進み、各国で移動制限が緩和される中、対面での商談が本格的に再開されたことで取り引きが活発になっています。

造船メーカーなどにとっては悪化した市況が一転して回復した形ですが、鋼材をはじめ船の建造に必要な原材料の多くは経済回復に伴う世界的な需要の急拡大などで受注した時より価格が上昇していて、大量の受注を収益に結び付けられるかが新たな課題となっています。