ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

オンキヨーホームエンターテイメント(株)【6628】の掲示板 2020/08/28〜2020/08/31

1056

千年伯爵 強く買いたい 2020年8月31日 23:26

>>1054

時に次世代CDの音質を議論するとき、どうして可聴帯域を超える音を再生する必要があるのかと聞かれることがあります。これに対して、超高音が出ることで中低域も豊かになると答える人もいます。しかし、これらの意見は明らかに再生周波数帯域という考え方や理論に執着しすぎです。

 もっと単純に考えれば、次世代CDはCDに比べてより情報量が多いのです。解像度が上がれば、波形がより細かく記録されるわけですから、聴感上中低域もよく聞こえるのは当然です。可聴帯域を超える必要はありません。可聴帯域をより精密に記録するためのものであり、SACDの2.8MHz、1bitというフォーマットはその点でCDを大きく上回っています。

 是非一度SACDの音を聞いてみてください。CDとの差は誰にでも分かるレベルだと思います。実際、僕が店でSACDを視聴していると、多くの人が立ち止まって、そのかつて聞いたことのない音に聞き入っていました。さすがに、DVD-Audioとはレベルが違うというだけのことはあります。

 2チャンネルでこれほどの空間を再現するSACD…これでマルチチャンネルになったらどうなってしまうんでしょうか。早くマルチチャンネルSACDの音を聞いてみたい!

・SACDは普及するか?
 さて、どうしても出てくるのがSACDが普及するのかという話題ですが(^^; これはいまのところ厳しいと言えます。CDの音質に満足してしまっている人が多かったり、MP3などさらに低音質のフォーマットが普及してくるなど、世の中は高音質にまるで興味がない人ばかりです。

 DVD-Audioに関しては、DVD-Videoとのコンパチブル機がすぐに投入されると思いますので、AVファンから徐々に浸透すると思われます。しかし、SACD、DVDコンパチブル機がそうすぐに出てくるとは思えません。出てきたとしても、一部のメーカーからしかリリースされない可能性が大きいと思います。

 現在のCDのようにSACD搭載ミニコンポやポータブルSACDなどが出てくるようになると未来も明るいかもしれませんが、ネットワーク音楽配信が出始めた現在の状況ではそのような未来像は想像しがたいものがあります。