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ニデック(株)【6594】の掲示板 2022/09/02〜2022/09/07

日本電産の企業文化と共産主義、及びその変遷はよく似てる。
一党独裁の共産主義は農業や肉体労働を主としたものが産業の中心であった貧困国ではそこそこ上手く行った。指導者への絶対服従と思想統制によって人民が一致団結した結果、人民は食うには困らないレベルにはなった。

生命の安全や生きて行く上で不可欠な食糧や賃金が確保されると人間の欲求は次の段階に進む。思想の自由や各人の能力を発揮できる体制への欲求だ。
歴史的に西欧文化と接点のあったロシアはこの段階でつまずき、自ら体制を解体した。しかし歴史的に皇帝による絶対統治しか経験したことがない中国は、そうはならず、いまだに中途半端な一国二制度に留まっている。

中国は人口の多さで世界の生産下請けでGDPでは世界二位の位置にまで上り詰めたが、思想の自由がないことは優秀な人材が創造性を発揮できる機会がないことに繋がり、常に物真似か、微小な改良しかできないレベルに留まり続けことを意味する。資金は共産党が出すかもしれないが起業してもすべて共産党の管理下であればどうなるかは数兆円の金は出してもまともな半導体一つ作れない中国の現状を見れば言う必要もない。

日本電産もまた同じ。数万人の従業員を抱えながら特許取得は全産業中約300位と日経225の企業に入るレベルにはない。独創的な特許は会社の使命を理解した従業員が自主的に、かつ自由に創造性を発揮でき、思いついてアイデアを拾い上げてくれ、尊重してくれる企業文化があってこそ生まれるものだ。

米国からなぜ独創的な技術やサービスが生まれ、常に世界をリードし続けているのかは米国のシリコンバレーに行けばよくわかる。まさに意欲と能力がある者が自己実現ができる社会だ。

その真似すらできない日本電産は所詮、中国と同じ運命を辿る。物真似と下請けでしか生き残ることが出来ない単に従業員数は多いだけの町工場に戻るだけ。