NTN(株)【6472】の掲示板 2024/03/30〜2024/05/01
-
246
>>237
ペンチマークありがとうございます。当社の低い利益率の一因に商流が長いのではないか?という仮説があります。また、もうひとつの仮説は生産拠点が分散し過ぎているのではないか?集約化が必要。
改革のメスが浅い印象が有ります。 -
583
>>237
売上総利益を限界利益と見なし、販売費および一般管理費(IFRSの場合は「研究開発費」を含む)を固定費と見なして営業利益段階での損益分岐点を求めてみた。
NTNは、現実の売上高に対し損益分岐点が高い(=余裕がない)のように見える。
ベアリング各社 営業利益段階損益分岐点比較
単位:百万円
営業利益
ベース 売上高
売上高 損益分岐点 余裕率
① ② 100%-(②÷①)
NTN 620,545 527,798 14.9%
日本精 588,059 498,330 15.3%
JTEKT 1,411,827 1,040,741 26.3%
ミネベ 1,053,324 741,197 29.6% -
584
>>237
ベアリング各社借入によってROEがROAからどれくらいインフレートされているか、調べてみた。
NTNは1.2%のROAがROEでは4.4%まで膨らむが、反面、借り入れへの依存度は30%を越えている。
ベアリング各社借入依存比較
単位(%)
社債・借入金
ROE ROA 依存率
NTN 4.4 1.2 30.7
日本精 1.0 0.5 17.5
JTEKT 7.0 3.3 6.4
ミネベ 7.1 3.4 19.4
社債・借入金依存率は、(社債・借入金-現金預金)÷(総資産ー現金預金)で産出 -
585
>>237
2023年12月期のベアリング各社の営業総利益率、営業利益率、純利益率を示す。
ただし、IFRS適用企業について、営業利益は売上総利益から販売費および一般管理費を控除したものとした(日本基準に合わせるため)。
NTNは売上高総利益率は相対的に高いものの、営業利益率は芳しくなく、純利益率でも挽回できない。
ベアリング各社損利益率比較
単位(%)
売上高 売上高 売上高
総利益率 営業利益率 純利益率
NTN 16.60 2.48 1.24
日本精 21.15 3.23 0.80
JTEKT 14.70 3.86 2.58
ミネベ 16.15 4.78 3.27
_(._.)_ 4月8日 16:06
12月期の数値を他社と比較した。
IFRSと日本基準では「営業利益」の構成が異なるので、IFRS採用の日本精工、ジェイテクト、ミネベアについては日本基準に合わせ再計算した。
ジェイテクト、ミネベアは売上ではNTNの2倍内外の大きさだが、営業利益では3倍強、純利益では4.5倍内外。
パワステ事業売却の日本精工は、売上ではNTNの95%程度、営業利益は123%だが、純利益は61.5%。
FY2024第3四半期規模比較(億円、%)
売上高 営業 営業利益 純利益
銘柄 売上高 NTN比 利益 NTN比 純利益 NTN比
NTN 6,205 100.0 15,393 100.0 7,682 100.0
日本精 5,881 94.8 18,979 123.3 4,723 61.5
JTEKT 14,118 227.5 54,559 354.4 36,411 474.0
ミネベ 10,533 169.7 50,399 327.4 34,400 447.8
次にROA(総資産純利益率)分析。
ジェイテクト、ミネベアはROA3%超、NTN、日本精工は1.2%、0.5%と分かれる。
事業再編が響いたのか、日本精工は資産回転率(0.6回/年)、純利益率(0.8%)共々最悪。
NTNは営業利益率が芳しくないが、利幅のある売込み先を選択するよりも固定費回収を優先した販売方針があるのだろうか・・
FY2024第3四半期ROA(%、総資産回転率は回/年)
総資産 売上高 売上高
銘柄 ROA 回転率 純利益率 営業利益率
NTN 1.16 0.93 1.2 2.5
日本精 0.50 0.63 0.8 3.2
JTEKT 3.27 1.27 2.6 3.9
ミネベ 3.39 1.04 3.3 4.8
続く・・