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ローツェ(株)【6323】の掲示板 2020/06/02〜2020/08/20

半導体専門誌「IC Insights」より上期の全世界のトップ10の半導体メーカーの
売上ランキングが発表されました。

結果は下記の通りです。
1位:インテル(前年同期比+22%)
2位:サムスン(前年同期比+12%)
3位:TSMC(前年同期比+40%)
4位:ハイニックス
5位:マイクロン
6位:ブロードコム(ファブレス)
7位:クアルコム(ファブレス)
8位:エヌビデア(ファブレス)
9位:TI
10位:ハイシリコン(前年同期比+49%)(ファブレス)
特徴的なことは半導体一貫生産(IDM)の企業がインテル、サムスン、ハイニックス、マイクロン、TIの5社。
工場生産していないファブレスがブロードコム、クアルコム、エヌビデア、ハイシリコンの4社。
そして、受託生産専門(ファウンドリー)がTMSCの1社です。受託生産とは言ってみれば相手先ブランドで半導体を生産するOEMのようなものです。

インテル、サムスン、TSMCの上位3社でこの10社の合計の60.8%を占め、ほど独占しています。
そして、TSMCはインテルをはじめ、ファブレス大手に最先端の半導体を供給しています。

10位のハイシリコンはファーウエーへ半導体を供給していますが、開発、設計専門のファブレスで、チップ生産はTSMCと中国最大のファウンドリーであるSMICに依存しています。
そして、9月からTSMCはハイシリコン向けの最先端の半導体の供給を停止する予定です。

翻ってローツエの取引構造を見ると上期40%も売上が伸びたTSMCへウエハ搬送機を独占供給しており、(もちろんサムスンもメイン顧客です。)初めてベスト10入りした中国のハイシリコンへ半導体を供給しているSMICもメイン顧客です。
急成長する顧客を抑えている点にローツエの強みがあると思っています。