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(株)富士通ビー・エス・シー【4793】の掲示板 2015/04/16〜

富士通BSCの少数株主排除に反対しよう。(12月19日株主総会)

■富士通は公正価格を大幅に下回る価格で富士通BSCを株式交換により買付けることを10月26日に発表。いわゆるスクイーズアウトにより、BSCの少数株主を排除し、格安でBSCを100%子会社にする計画です。

■交換比率富士通1:BSC1.63は十分な価格ではない
株式交換比率は、発表日時点でBSCを一株1,480円で評価するものですがこれはBSC全社を174億円で評価。BSCが保有するキャッシュ除きの評価額は72憶円。

買付価格はキャッシュ除きPER8.5倍ですが、ジャスダック上場銘柄の平均PERは 22.1倍、日経平均は 19.6倍、TOPIX情報・通信業は 16.3倍。BSCの評価は大幅に公正価格を下回るのは明白。

また、買付価格はBSC株価1,300円に13%のプレミアムしか付与していません。

似たケースで、パナソニックは去年12月にパナホームの買付を発表。16%のプレミアムは低すぎたため、オアシスなどの株主の主張により38%のプレミアムで買付は決着。
7月にはアルプス電気がアルパインの買付を29%のプレミアム付与で発表。オアシスは現在低すぎると主張。
また、去年4月にKKRは日立国際を2,503円、126%のプレミアムでTOBを発表。これでも安すぎたため、現在は3,132円に変更。本来なら、プレミアムはこの程度あるべきです。

BSCの公正価格は2,100円以上であると考えます。

■富士通はコーポレートガバナンスの基本原則をないがしろにしている

公正価格を下回る価格でBSCを取得する富士通は大きな利益を得る一方、BSCの少数株主は本来の対価を富士通に奪われることになります。これは、コーポレートガバナンスの基本原則を軽視していることになります。
  
基本原則【株主の権利・平等性の確保】1.上場会社は...株主の実質的な平等性を確保すべきである。少数株主や外国人株主については、株主の権利の実質的な確保、権利行使に係る環境や実質的な平等性の確保に課題や懸念が生じやすい面があることから、十分に配慮を行うべきである。
  
日本企業の持続的成長と企業価値向上のため、また、すべての投資家のために、富士通には自ら宣言しているコーポレートガバナンスコードの原則実施を守っていただきたいと祈念します。