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アイサンテクノロジー(株)【4667】の掲示板 2023/12/12〜2024/03/26

真面目に分析すると、公共セグメントと資本効率、配当性向をみるに配当利回り2.5〜3%ぐらいが妥当にみえるんだよね。

残りはティアフォー関連だけど、あそこは自動運転のOSSとして覇権を握ろうとしてる。

アイサンは3次元測量で現在、ティアフォーの事業にコミット出来てるが、この先の展望には2つ課題がある。

1つは、ティアフォーの自動運転システムにアイサンの技術は必要不可欠「ではない」こと。事実、公共セグメントにおいてアイサンテクノロジーの製品はシェアを伸ばせてない。

1つは、そもそもティアフォーが自動運転で成功できるか。世界で最も成功したOSSにLinuxがあるが、これが成功したのは、OSの製品としての特徴とLinuxが先行者だったことが言える。

OSの製品としての特徴とは、OSはユーザーが多様であり、また設定内容も多様であること。ナレッジを集めやすく、ライセンスが緩いOSSとのシナジーが強固なんだね。

そしてもうひとつは、そもそも当時、Linuxと同程度のクオリティのOSがほとんどなかったこと。OSSの強みと先行者利益がLinux成功の秘訣と言って良い。

ところで、ティアフォーの話に戻るが、自動運転を使うユーザーは自動運転システムの設定を行わない。例えば個人が家庭内にナスを設置するとか、趣味でWebサーバを立てるとか、そういう感覚での応用がない。

自動運転は、どのような目的、環境であっても必ず同じように動く。なので、ユーザーにとってナレッジも必要ないし、ライセンスも透明化される。OSSのメリットがない。

そして、ティアフォーは先行者でもない。自動運転は既に諸外国で実績が積み上げられている。ティアフォー以外にも、自動運転システムのベンダーは存在するし、彼らの方が実績も多い。

ここで振り返って、ティアフォーにどれだけのプレミアが着くのか。そしてそれがどれだけアイサンの価値をあげるのかを考慮するべきではないかな?