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JCRファーマ(株)【4552】の掲示板 2021/01/29

FNNプライムオンライン

イギリスの製薬大手アストラゼネカは、新型コロナウイルスのワクチンについて、近く日本国内で生産を始める方針。

アストラゼネカは2020年12月、新型コロナウイルスのワクチン1億2,000万回分の供給をする契約を日本政府と結んだ。

このうち3,000万回分については3月までに輸入する予定だが、国内での供給を速やかに行うため、兵庫県の医薬品メーカー「JCRファーマ」などにワクチンの製造を委託し、近く生産を始める方針。

「JCRファーマ」では、神戸市内の工場でワクチンの原液を製造する。

アストラゼネカのワクチンは現在、臨床試験が行われていて、厚生労働省の承認が得られれば、日本の製造拠点から最大で9,000万回分のワクチンが供給される見込み。

ワクチンの製造には3カ月ほどかかるため、国内での出荷準備が整うのは早くとも5月ごろで、厚労省の承認を得たうえで出荷することになる。

フジテレビ・風間晋解説委員に聞く。

三田友梨佳キャスター「9,000万回分のワクチンを国内で生産へということですが?」

風間解説委員「背景には間違いなく世界中でワクチンをめぐる争いが起こっていることがあります。そのあおりもあると思いますけれども、日本へのワクチン供給の見通しも不透明感がぬぐえません。その意味で国内生産はプラスですが、ワクチンは感染対策の決め手だと言っているわけですから、政府はワクチンの供給を民間企業任せにせず、できることは何でも後押しするべきです。日本企業への技術提供が速やかに行われるようにする、そして、適切な製造規模を確保するために十分な資金協力も行う、検査や承認などの行政手続きをスピードアップするなど、いろいろできることはあると思います。日本のワクチン接種は、主要国の中では遅れが目立ちます。これを挽回のチャンスにしてもらいたいですね」

関西テレビ