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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)【4281】の掲示板 〜2015/04/08

来期、DACの業績変化率に注目。
3万円台で買えるのは今だけ。

 博報堂DYホールディングスの2013年3月期の連結営業利益は250億円を超える見通しだ。前期比で3割前後の増益となり、過去最高を5年ぶりに更新する。従来予想は19%増の235億円だった。主要顧客の自動車や情報通信などの広告出稿が伸びるほか、コスト削減が寄与する。企業業績の回復で広告需要が伸び、来期も過去最高を更新する可能性がある。
 売上高は7%増の1兆500億円の見通し。テレビ番組の間に放映するスポットCMが伸びる。欧州債務不安や中国の反日デモの影響で、昨夏は広告需要が落ち込み、広告各社の月間売上高は前年同月比で減少した。だが、同社は主要顧客である自動車や情報通信などの出稿増を着実に取り込んだ。
 飲料関連などの出稿は震災後の需要急増があった前期の反動で伸び悩んだが、スマートフォン関連機器や交流サイト(SNS)関連の広告が拡大したことで、昨年11月から月間売上高が増加に転じた。
 12年4~12月期の営業利益は83%増の199億円。従来の通期予想(235億円)に対する進捗率は85%に達する。13年1~3月期の広告需要も堅調なことから、通期の営業益は08年3月期の過去最高(250億円)を超えそうだ。
 コスト削減も寄与する。広告制作を外注から内製に切り替え、08年3月期には3割程度だった内製化比率は5割弱まで上昇している。08年秋の米金融危機後の売上高の減少に対応し、コスト構造の改革を進めてきた成果が出た。
 足元では安倍晋三政権の経済政策、アベノミクスの追い風もある。円高修正で企業業績の改善期待があるほか、賃上げで消費意欲が高まりつつある。14年3月期は消費増税前の駆け込み需要もあり、広告需要が伸びる見通し。来期の営業利益は中期経営計画の目標(280億円)を達成する可能性がある。