信越化学工業(株)【4063】の掲示板 2024/04/10〜2024/04/19

群馬県伊勢崎市に半導体素材の新工場を建設すると発表した信越化学工業（東京）の斉藤恭彦社長が11日、県庁で会見し「高まる顧客ニーズにスピード感を持ってこたえ、先端半導体の日本を代表する拠点にしたい」と意欲を示した。
　同社は、伊勢崎南部国領産業団地の15ヘクタールの土地を取得。先端半導体に使う「フォトレジスト」などを扱う新機能材料事業部の工場を新設する。2025年11月に分譲契約を結ぶ。第1期整備の工場は26年に稼働開始の予定。投資額は約830億円で、地元を中心に約80人が働く見込み。
　信越化学グループとして42年ぶりの新拠点となる見込み。既存工場に増設の余地が少なくなる中で、進出を決めた。今後も研究開発機能も含めて、増設を続ける計画だという。
　会見は山本一太知事、臂（ひじ）泰雄・伊勢崎市長と合同で行った。山本知事は「県内の高付加価値産業の創出につながる。人材供給の面からもサポートしていきたい」と述べた。
　同社は安中市に磯部、松井田の2工場があり、県内3拠点目となる。