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(株)リミックスポイント【3825】の掲示板 2017/06/11

倒産直前にテンバガーしたパシフィックについてのリミポ酷似例

不動産業界には厳しい状況が続いていますが、パシフィックホールディングスが連続ストップ高ですね。

まあ、不動産ファンド系の企業はファンド組成の為の不動産の取得に多額の資金が必要で、販売するまで(ファンドを組成して投資家に販売するまで)の運転資金が営業CFでは賄えない。その為、外部からの借入が必須。これが回らなくなってきた訳ですよね。

投資意欲が急激に失せた環境下、更にレバレッジを効かせ過ぎ、借り入れが短期資金メインですから、相当ヤバイ!訳です。はやく売らないと返済が滞る、そして新たな借り入れがストップされる。これで倒産するわけですよ。

■ 中国系不動産会社の連合体が470億円の増資引き受け

そんな環境下で、パシフィックホールディングスは、大規模な第三者割り当て増資を発表、その相手は中国の不動産会社の連合体、ほほ~。

その額は約470億円。これを優先株という形で発行するのですが、優先株は普通株に転換でき、一株あたりの価値の希薄化がおきちゃいます。優先株は一株当たり¥57,200で発行、これを25株分の普通株と交換できるんで、なんと、全ての優先株を普通株に交換すると、発行済み株式数が20倍になるんですよ!え~、逆に言うと一株あたりの価値が1/20になると言う事。詳細はこちら。
以前の好決算で高値500,000円を付けたわけですけど、今の株価も希薄化を考慮すると200,000円くらいになってる訳ですよ!

まだまだ、市況は不透明感でいっぱい、そんな中の行動です。でも、この増資を引き受けるには中国政府の許可が必要との事。まだその許可は下りていません。大丈夫か?でもまあ、こんだけ大量に株数が増えた場合、相当な売り圧力になるんとちゃいますか?

単純に考えて、現状抱えている不動産をファンドに組み込んで売りさばければ、資金繰りは結構ましになるでしょうけど、当分は細々経営にならざるを得ないでしょうね。そんでどれだけの利益が確保できるのか、まったく読めませんわ。

あと、中国企業の増資がOKになったとして、その取得原価は約¥2,200(普通株に転換した場合)。売却数に制限を設けるらしいですけど、最初の1年間で総株数の1/3。今株価が約¥10,000。既に儲かる水準に達してますな。俺が投資家なら余裕で売却ですよ。