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さくらインターネット(株)【3778】の掲示板 2024/02/15

政府は、国内の生成AIの開発企業などに対して、アメリカのマイクロソフトから、開発に必要なスーパーコンピューターの提供を受ける方向で調整していることが、テレビ東京の取材でわかった。マイクロソフトは生成AI開発で世界をリードするアメリカのオープンAIに最先端のスパコンを提供していることでも知られており、政府は国内の生成AI開発を加速させる狙いがある。
生成AIの開発には、大量のデータを学習させるためにGPUを大量に組み込んだスパコンの利用が欠かせないが、開発競争が激化する中でGPUの需給がひっ迫し、スタートアップ企業などが単独で確保するのは極めて難しい状況にある。
経済産業省が主導して始動させた国産の生成AI開発プロジェクト「GENIAC」では、今月2日、プリファードネットワークスの子会社やサカナAI、東京大学などの7者に対し、グーグルのスパコンを無償で利用できるよう支援を決めた。経産省は今回新たにマイクロソフトにも直接掛け合い、GPUを組みこんだスパコンの提供の確約にこぎつけた模様だ。今後新たに生成AIの開発者を募り、利用料の2分の1から3分の2を補助する方向で検討している。
マイクロソフトの関係者はテレビ東京の取材に対し、「日本の生成AI市場のポテンシャルは非常に大きい。マイクロソフトはGPUやクラウド環境の提供だけでなく、生成AIをサービスに組み込むノウハウまで提供できる」と語り、日本の生成AI開発の支援へ前向きな姿勢を強調した。